「俳優チョン・ウソンが『文化界のブラックリスト』入りした」という報道について、本人は「気にしない」と語った。
あるインターネット・メディアが公開した映像によると、今月3日に英ロンドンのロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)で開かれたロンドン韓国映画祭の記者会見で、チョン・ウソンは「文化界のブラックリストに入った感想は?」と質問されたとのことだ。チョン・ウソンは同映画祭に映画『阿修羅(あし..
続き読む
「俳優チョン・ウソンが『文化界のブラックリスト』入りした」という報道について、本人は「気にしない」と語った。
あるインターネット・メディアが公開した映像によると、今月3日に英ロンドンのロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)で開かれたロンドン韓国映画祭の記者会見で、チョン・ウソンは「文化界のブラックリストに入った感想は?」と質問されたとのことだ。チョン・ウソンは同映画祭に映画『阿修羅(あしゅら)』の主演俳優として、キム・ソンス監督と共に招待されていた。
チョン・ウソンは文化界のブラックリストに自分が入っているということを初めて聞いたのか、「入っているんですか? 私が?」と聞き返した。そして、「言いたいことを言って生きるのが一番では。自由に表現して生きなければ」と答えた。
また、「利害の衝突はいつの時代もあります。その時代の既得権が何かを要求しても、その要求に抵抗すればリストに名前が載ります。気にしないでください。彼らが作ったものです。私たちは言いたいことを言うだけですから。そうでなければならないと思います」と語り、拍手喝采(かっさい)を浴びた。
キム・ソンス監督は「まだ映画界ではそうしたブラックリストや検閲が大きな影響を及ぼしていないようだ。現在の韓国における映画監督たちはかなり自由な人々だと思う。ただ、7-8年間くらい韓国の政治状況がマスコミや芸術界に知らず知らずのうちに表現の自由に対する目に見えない圧力を与えていたようだ」と説明した。
そして、「マスコミやその他の分野がかなり委縮しているから、映画の方はもっと風刺を効かせて強く反映させようとしているようだ。今、韓国で起こっている状況は死ぬほど恥ずかしい。だが、その一方ではいいと思うこともある。こうした問題を取り除く過程で、なぜこうした問題が起こったのかを冷静に見られるようになる。闇が明らかになればもっと良くなるだろう」とも語った。
チョン・ヒョンファ記者
STARNEWS/朝鮮日報日本語版
Copyright (c) Chosunonline.com