インタビュー:好青年役が好評のZE:Aシワン

2016/01/31 09:39

 『兄への想い』(イ・ハン監督)のハン・サンリョル少佐は、現実に存在しなさそうな20代男性。ニコニコしながら近づいてくる同年代の女性に「国全体が墓なのに、笑えますか?」と叱り、同僚が手渡してくれたアダルト雑誌も「いらない」と払いのける。彼が考えているのは、合唱団の子供たちの安危と戦争のさなかに死んだ妹のことだけだ。息が詰まるほど生真面目で、平面的なキャラクターだ。

 それでも、観客が彼を見ながら「..

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