MBCの水木ドラマ『太陽を抱いた月』が新年を迎えたお茶の間で話題沸騰中だ。「宮中ファンタジー・ロマンス時代劇」という興味深いジャンルを現代的なセンスで描き、テレビ視聴者のハートをがっちりとらえた。第3話で視聴率23.4%(AGBニールセン・メディアリサーチ調べ)と絶好調な上、インターネット上には『太陽を抱いた月』に関する記事があふれている。文字通り「シンドローム」を巻き起こしているのだ。
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MBCの水木ドラマ『太陽を抱いた月』が新年を迎えたお茶の間で話題沸騰中だ。「宮中ファンタジー・ロマンス時代劇」という興味深いジャンルを現代的なセンスで描き、テレビ視聴者のハートをがっちりとらえた。第3話で視聴率23.4%(AGBニールセン・メディアリサーチ調べ)と絶好調な上、インターネット上には『太陽を抱いた月』に関する記事があふれている。文字通り「シンドローム」を巻き起こしているのだ。
こうした人気の背景には、ストーリーの序盤を引っ張る若手俳優たちの目覚しい活躍がある。そして、その中心にいるのはヨ・ジング、イ・ミンホ、イム・シワン、イ・ウォングンという「イケメン4人衆」だ。年上女性たちをまんじりともさせない若手イケメン俳優たちに迫った。
■「セクシー・キュート系」ヨ・ジング
キム・スヒョンの10代のころを演じるヨ・ジングは(14)は今年春に中学3年生になる。イケメン4人衆の若中で一番若いが、王子役のためか堂々とした風ぼうだ。浅黒い肌にスッと通った鼻筋、そして大きな目。年上の女性たちから「このまますくすく育ってくれれば最高のセクシー・ガイになりそう」と期待され、おまけに声も魅力的だと大絶賛されている。インターネット上には「ヨ・ジング君が大人になるまで一体どれくらい待てばいいの?」「制作スタッフさん、わたしたちのジング君の身長が伸びなかったら困るから、どうか夜は撮影しないでください」など「わがままな書き込み」が多数掲載されている。ヨ・ジングはこれまでも人気ドラマ『名家』でチャ・インピョ、『ジャイアント』でイ・ボムス、『武士ペク・ドンス』でチ・チャンウク、『根深い木』でチャン・ヒョクの子供時代を演じ、その存在感を知らしめてきた。そして今回『太陽を抱いた月』に出演、子役としては異例なことにファンを抱え、人気が最高潮に達している。
■「あの小さなジョンベ君はどこ行ったの?」イ・ミンホ
2000年に終了したSBSの人気ドラマ『順風産婦人科』で、ミダルの友達ジョンベを演じていたイ・ミンホ(18)が「癒し系イケメン」パワーを発揮している。『太陽を抱いた月』でチョン・イルの10代を演じているイ・ミンホに、あの小さなジョンベの姿はもうない。シャープなあご、魅力的な瞳、濃い眉とイケメン俳優の条件がそろった若者がそこにいるだけだ。そこに安定した演技力までそろっているのだから、立派な俳優に成長する可能性は無限大。『九尾狐-愛と哀しみの母-』『階伯』などこれまで着々と出演実績を重ねてきていることから、『太陽を抱いた月』でイ・ミンホがブレークしていることに所属事務所関係者は内心喜びながらも「少し意外」という反応を見せている。だが、『太陽を抱いた月』制作会社の関係者によると、同ドラマスタート直後からイ・ミンホに関する問い合わせが急増しており、インタビューや取材オファーが殺到しているという。こうした人気を裏付けるかのように、主な検索サイトの検索ウインドーに彼の名前を入力すると、ドラマ『花より男子~Boys Over Flowers』や『シティーハンター』で人気絶頂の俳優で同姓同名のイ・ミンホ(24)や、本名が「イ・ミンホ」であるタレントBoom(29)より前に、彼の写真が表示される。
■「僕たちを入れて『イケメン4人衆』の完成」イム・シワン&イ・ウォングン
アイドルグループZE:Aのイム・シワン(23)はイケメン4人衆で一番年上。「朝鮮時代最高の美男子」という設定にぴったりのビジュアルで、幼いミンファ姫(チン・ジニ)のハートを奪い、今やテレビの前にいる大人の女性たちの心まで奪おうとしている。演技は初めてだが、それでも不自然さがないのは、普段から演技に興味を持ち、これまでしっかりとレッスンを受けてきたおかげだ。また、『太陽を抱いた月』の演出キム・ドフン・プロデューサーも撮影現場でイム・シワンの演技を細かくチェックし、持って生まれた才能を十分に引き出しているそうだ。
このドラマで「クールな宮廷の男」と呼ばれるウン役のイ・ウォングン(20)は視聴者にまだなじみが薄い。実は、『太陽を抱いた月』が生まれて初めての出演作だからだ。イ・ビョンホン、コ・ス、ハン・ヒョジュらが所属するBHエンターテインメントの新人俳優で、身長183センチという長身に甘いマスクにより、その存在をお茶の間でアピールしている。モデルとして活動していた時に事務所関係者の目に留まった。そして、幸運なことに一度でオーディションに合格、華麗なるデビューを遂げたのだ。セリフがあまり多くないことも「驚異の存在感」を醸し出し、いっそう目を引く。そのためか、「イ・ウォングンの出演時間を増やして」「セリフをもっと言わせて。声が聞きたいから」という視聴者の要望が増えている。
■ドラマ特集:『太陽を抱く月』
キム・ミョンウン記者
スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版
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