現在、SBSのドラマ『家門の栄光』に出演、多忙を極めているパク・シフ。日本では現在CS放送のアジアドラマチックTV★So-netで好評放送中の『一枝梅(イルジメ)』にシフ役で登場している、切れ長の眼に力があり印象的な俳優だ。
現在30歳になるパク・シフだが、そのデビューは遅く、2005年の『怪傑春香』(KBS2)。その後、『君はその星から来たの』(MBC、2006年)、『完璧な恋人に出会う..
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現在、SBSのドラマ『家門の栄光』に出演、多忙を極めているパク・シフ。日本では現在CS放送のアジアドラマチックTV★So-netで好評放送中の『一枝梅(イルジメ)』にシフ役で登場している、切れ長の眼に力があり印象的な俳優だ。
現在30歳になるパク・シフだが、そのデビューは遅く、2005年の『怪傑春香』(KBS2)。その後、『君はその星から来たの』(MBC、2006年)、『完璧な恋人に出会う方法』(SBS、2007年)などで「気になる」俳優として浮上。いずれも人気スターのキム・レウォン、キム・スンウとの共演で、まだ新人といえるパク・シフには重荷でもあったが、次第にその存在感を増していった。
そして2008年、『一枝梅』でも人気韓流スター、イ・ジュンギのライバル役として登場。その個性と演技にファンも増えた。今は『家門の栄光』でまたひとつその階段を上っている。そんなパク・シフに話を聞いた。
― 今、日本では『一枝梅』が人気です。振り返って、パク・シフさんはどこがお気に入りですか。
「ウンチェ(ハン・ヒョジュ)を密かに追って雪道を歩くシーンとか、ウンチェの指を切ろうとするシーンなどが好きです。あと、アクションが多いために、乗馬、武術などを一生懸命トレーニングして挑んだので、そういうところを見てほしいです。弓の練習をして、体を見せるところもあってそういうところも(笑)」
― 脱ぐシーンといえば、序盤の拳闘シーンもありましたね。顔に似合わず(?)いい体なので驚いたという声を聞きます。
「普段、ものすごく運動が好きなので、鍛えてはいたのですが、撮影スケジュールのため、長い間運動ができない状態だったので心配したんですが、幸いに、そのシーンもきれいに撮ってもらって、おかげで反応も良かったし、私も記憶に残っています」
― 韓服がとても似合っていて素敵でしたが、好きだった衣装はありますか。
「韓服が似合うと言われたのはうれしかったです。特に好きな衣装というのはありませんが、シフは義禁府羅将で、官服を着ている時が多かったんですね。これはなじむと楽な衣装でした(笑)」
― パク・シフさんの普段の服装はどんな感じなんですか。
「とにかく楽な服が好きで、普通のジーパンにジャケットやニットをよく着てます」
― これまで、エリートでクールなイメージのキャラクターが多かったですが、ご自身の性格は。
「そういう役柄が多かったせいか、冷たいイメージを持たれるようです(笑)。溶け込むまでに時間がかかりますが、少し付き合うと、ソフトな人だと言われ、もっと付き合うとおもしろいとも言われるんですよ」
― 現在出演中の『家門の栄光』のガンソク役では、またこれまでと違った印象を与えています。『完璧な恋人に出会う方法』や『一枝梅』の演技とここが違う、成長したと感じている点はありますか。
「『完璧な恋人に出会う方法』や『一枝梅』では、実際の自分よりも固い男性的なイメージがありました。『家門の栄光』では、序盤は固い、無骨なイメージですけど、愛する女性に出会い、徐々に柔らかくなっていきます。愛に対しても率直に表現することができて、少しいたずらなところもあって、ちょっとくずれた姿も見せたり…それが多くの視聴者に愛されているようです。今回は多様な変化のあるキャラクターなので、このドラマをやりながら、あらためて学んで、演技の幅を広げていけていると思っています」
『家門の栄光』は日本でも現在、CS放送のKNTVで放送中。これまでの品行方正な好青年とはちょっと違うキャラで意外性も見せているパク・シフの魅力がいっぱいだ。シャイな性格だが、演技に対して真摯(しんし)でアグレッシブ。遅咲きのフレッシュな俳優、パク・シフから目が離せない。
東京=野崎友子通信員
朝鮮日報日本語版
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