『グリーンフィッシュ』『ペパーミントキャンディー』『オアシス』以降、4年ぶりにイ・チャンドン監督がメガホンを取った『密陽』は、主演チョン・ドヨン、ソン・ガンホの光る演技とともに、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に招待されたことで公開前から注目を集めている作品だ。 　映画『密陽』はマスコミ試写会の後、「イ・チャンドン監督がこれまで演出した作品の中で最高」という言葉とともに、..

　『グリーンフィッシュ』『ペパーミントキャンディー』『オアシス』以降、4年ぶりにイ・チャンドン監督がメガホンを取った『密陽』は、主演チョン・ドヨン、ソン・ガンホの光る演技とともに、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に招待されたことで公開前から注目を集めている作品だ。 　映画『密陽』はマスコミ試写会の後、「イ・チャンドン監督がこれまで演出した作品の中で最高」という言葉とともに、「チョン・ドヨンの演技はカンヌ国際映画祭で主演女優賞が期待できる」との賛辞が溢れている。 「あらすじ」 　33歳。夫を亡くしたシネ（チョン・ドヨン）は息子ジュンと夫の故郷、密陽に向かう。彼女はすでに多くのものを失った。ピアニストになる希望も夫への夢も…。この小さな街で小さなピアノ教室を開いた彼女は、新たなスタートを誓う。しかし観客は間もなく、さなぎのようにうずくまった彼女の背中から漏れる鳴き声を耳にすることになる。そして彼女はこう問いかける。「あなただったらそれでも生きていきますか？」。人生の意味を求めてさ迷う彼女の姿に、われわれは新たなチョン・ドヨンの姿を目にすることになる。 　5月24日公開。

朝鮮日報日本語版

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