荒唐揮発な想像力の産物 映画『地球を守れ』

2003/03/24 19:21

 ついに忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)にもこんな監督が現れた。想像力の価値とは、その唯一無二の属性にあることを悟らせ、その想像力で新たな世界一つを作り上げることができる監督のことだ。  デビュー作『地球を守れ』(4月4日公開)でチャン・ジュンファン監督は、忠武路の弱点だったファンタジー分野で目覚しい成果をあげた。  それと同時に、現実に基づいた文明批判的なメッセージを鮮やかに描き出すこ..

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