「ドイツ・オペラ」ソウル公演を控えた申英玉

2002/05/15 19:46

 “世界的”という修飾語が付くソプラノ歌手が、最もためらいそうなオペラの配役は?恐らくモーツァルトのオペラ『フィガロの結婚』の主人公「スザンナ」だろう。浮気者アルマヴィーヴァ伯爵の邪魔を押し退けて、愛するフィガロと結婚するためにスザンナは終始一貫して舞台を縦横無尽に駆け回る。  レチタティーボ(recitativo/歌よりも台詞に重点を置いた叙唱)が多いため、他の歌手との呼吸が特に重要で、リハー..

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