【NEWSIS】女優キム・ヘスが映画の授賞式で自分のドレスにばかり関心が集中していたとき、不快感を覚えたと打ち明けた。 キム・ヘスは23日に公開された女優ソン・ユナのチャンネル「by PDC」に出演し、青龍映画賞授賞式で20代序盤からこれまで30年近く司会を務めてきたとし、当時は映画界のニュースを映画雑誌やマネージャーを通じてのみ知り、シナリオを読んで、映画界について限定的にしか知らなかったと打ち明けた。映画祭に招待されることもなかったという。 キム・ヘスは「年末に映画界の現住所はどこか、今年はどんな映画がつくられ、誰がうまくやり、どんな俳優もしくは監督がどれほどよくやったのか、わたしは司会を務めながら、そういうことが知りたいというのが一番大きかった。それで始めたのが今まで続いている」と説明した。また、受賞コメントを発表する俳優たちを近くで見ながら、多くのことを感じたという。キム・ヘスは「あの俳優が今あんなことを言うくらいなら、どんな態度で準備をしてきたのか分かる。そういうことが刺激になり、勉強になった」と語った。

 キム・ヘスにとって映画祭の意味とは、単なる年末のイベント、ドレス姿を誇り、俳優たちと同席するだけの場ではなかったということだ。キム・ヘスは「本当に今年一年間映画界を引っ張ってきた人たちを、わたしが俳優ではなく、司会としてみている」とした上で「ある日、わたしは20代で進行役を務めなければならないのに、寂しかった。ドレスがどうだと記事が出るのも、もっと嫌だった。わたしの気も知らないで。わたしは俳優の立場で拍手を受け、招待されていったわけではないから」と打ち明けた。 ソン・ユナも7年間にわたり大韓民国映画大賞の司会を務め、同じことを感じたという。ソン・ユナは「ヘスさんが20代のときに感じたことを、わたしもあのとき感じながらあの場に立っていた。わたしが映画で作品的に、俳優として注目されたわけではないのに、年末の映画祭に司会として立っているという、あの寂しさを知っている」と言って共感した。

◆【写真】キム・ヘス、女優オーラぷんぷん=富川映画祭

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