主にたれの材料として使用されてきたニンニクが最近、辛くて刺激的な料理が好きな消費者たちの増加に伴い、注目の食材として浮上している。食品・外食業界は、韓国人の好みに合わせた国産ニンニクを前面に押し出した新商品を積極的に売り出し、消費者たちの食欲を刺激している。

　韓国を代表するニンニクの産地として知られる慶尚北道義城郡のニンニクをたっぷり入れた新商品として、プレミアム軽食フランチャイズ「スクールフード」はピリっとしたニンニクが含まれた「義城ニンニク・トッポッキ（餅の唐辛子みそ炒め）」を売り出した。今回の新商品は、スクールフードならではの特色あるメニューを開発するため、長期にわたって苦心した末に誕生した商品で、高品質の義城産ニンニクの深い風味を感じられる。
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　チキンフランチャイズ「メキシカーナ・チキン」も、100パーセント義城産ニンニクを使った「ニンニク粒たくさんチキン」を売り出した。該当の商品は、サクサクのフライドチキンにキューブタイプのニンニク・トッピングを加え、味のクオリティを高めており、ニンニクの粒が独特の食感でおもしろい。

　義城産ニンニクと双璧をなす慶尚南道昌寧郡産のニンニクを使った商品も外せない。チキンフランチャイズ「ティバ・トゥマリ・チキン」が売り出した「ガーリックチーズボール」は、ニンニク消費協約が締結された昌寧産ニンニクを使用した商品で、ソフトなニンニクソースと香ばしいチーズがもっちりした揚げ物と相性抜群のメニューだ。

　トレンドに合わせ、ミールキット市場を攻略した大象のオンライン専門ブランド「家にON」が売り出した「ニンニク＆冷菜骨なし豚足」は、100パーセント国産豚肉を使用し、やわらかくもっちりした食感を誇る。ショウガ、アマドコロ、黒コショウ、シナモン、陳皮、八角、ローリエ、チョウジなど8種類の香辛料を加えて煮込み、豚肉特有の臭みをなくしているのが特徴だ。

　新世界フードのノーブランド・バーガーは、バーガーの味を左右する「ソース」にニンニクを活用。ノーブランド・バーガーが売り出した「ガーリック＆ガーリック・バーガー」は、バーガーのソースに主に使われるマスタード、マヨネーズなどの西洋式ソースの代わりに、多くの韓国料理に使用されるニンニクを加えている。

　今回の新商品は、ソフトなガーリックソースと香ばしいガーリックチップの二つを使用しており、一段と濃厚なニンニクの風味を感じることができる。薄く揚げたニンニクのスライスとソースを活用してニンニク本来の味は生かしながら、ピリッとした味を減らしており、誰でも負担なく楽しめる。

キム・ギョンヒ記者