【ソウル聯合ニュース】韓国大手芸能プロダクション、JYPエンターテインメントの代表で、プロデューサー兼歌手のパク・ジニョン氏が9日、愛娘のために作った「ぎゅっと握ったこの手」(原題)のミュージックビデオ(MV)を公開しながら、MVを闘病中の父親にささげるとコメントした。

 同曲は先月生まれた娘のために作ったもの。歌っているうちに、歌詞の内容が全て両親がしてくれたことだと気づき、涙が出たという。サラリーマンだった父親は生涯家族のことしか考えず生きてきたが、現在は認知症で、家族のことも認識するのが困難な状態。

 MVのプロローグにはそんな父親への切ない思いとともに、奇跡的に一時記憶を取り戻した父親と交わした会話の一部を紹介している。

 MVには娘を抱いて喜ぶパク氏の姿やパク氏と両親の写真が盛り込まれている。

 同MVの収益金は恵まれない子どもたちのため、児童福祉財団に寄付するという。

 パク氏は1993年に歌手としてデビューし、1997年に芸能プロダクションを設立した。JYPエンターテインメントは人気ガールズグループTWICE(トゥワイス)や男性6人組グループ2PMなど、多数の人気グループを育てた。

ホーム TOP