蒸し暑さとともに熱帯夜が続き、暑さを避けるために家で一人で涼しくビールを楽しむ人が増えている。つまみを準備するわずらわしさを減らしてくれるデリバリーサービスやコンビニエンスストアの簡単家庭料理まで、一人飲み好きたちの食欲をそそるさまざまなつまみを見てみよう。

◆家で楽しむパク・ナレ印のレシピ

　コンビニ業界では、ビールのつまみとして家で手軽に食べられる簡単家庭料理シリーズを売り出している。セブン‐イレブンはバラエティー番組で見事な料理の腕前を披露した女性お笑いタレントのパク・ナレをイメージキャラクターに起用し、一人でも手軽に調理して食べることができる「ナレバー（Narae Bar）つまみシリーズ」を発売。パク・ナレの「ナレバー」をモチーフにしたつまみシリーズは「ナレバー・ハイガイ・牛プルコギ（韓国風すき焼き）」「ナレバー・ソヤンポックム」「ナレバー・鶏肉のアヒージョ」の3種だ。この商品は、パク・ナレがナレバーでつまみとしてつくって食べたレシピを基に企画されたもので、パク・ナレが商品企画からテイスティングまで参加した。ソヤンポックムやアヒージョなど耳慣れないメニューだが、つまみとしてだけでなく、ご飯ともよく合い、おかずや丼物の具としてもピッタリだ。

◆調理の必要もないつまみ

　調理するのも面倒な人たちのため、常温でそのまま食べることができる乾き物も人気を集めている。「ラクィジン・ミートスティック」は国産豚肉でつくったソーセージを低温乾燥させ、濃厚な風味とコシのある食感が楽しめるもので、深い味わいのソーセージを気軽に食べられる。ビーフジャーキーに比べやわらかく、かめばかむほどうま味を感じられ、冷えたビールととてもよく合う。常温保存でき、開封すればすぐに食べることができるので、手軽さを追求する一人飲み好きたちにピッタリのつまみだ。
 
◆出前で楽しむ一人飲み

　チメク（フライドチキン＆ビール）、ピメク（ピザ＆ビール）に続き、最近ではハンバーガーとビールを組み合わせた「バメク」が人気を集めている。ピザやチキンは一人で食べるには量が多く、主に数人でシェアする傾向が高いが、ハンバーガーはピザやチキンとは異なり、一人でも食べることができるため、一人飲みを楽しむ人たちのつまみとして好評だ。特に、24時間デリバリーサービスを利用すれば、時間を気にすることなくいつでもどこでも食べられるという長所がある。バーガーキングは一人飲み好きな人たちのため、3種の肉の味を一度に楽しむことができるプレミアムバーガー「モンスターワッパー」を勧めている。直火で牛肉100パーセントのパテ、クリスピーチキンのパテ、ベーコンという三つの肉の味と辛いディアボラソースが調和をなしているモンスターワッパーは、深い風味の米国正統派バーガーの味が、ホップの濃厚なうま味が感じられるエールビールとよく合うとされる。