米市場に最初に進出した韓国人歌手は、1959年にラスベガスでデビューして10年以上活躍した3人組女性グループ「キム・シスターズ」だとするのが定説だ。彼女たちは当代最高の人気テレビ番組『エド・サリヴァン・ショー』に出演するなど人気を集めた。

 ポピュラー音楽産業の面で意味のあるK-POP米国進出は女性アイドルグループ「Wonder Girls」からだ。2009年のヒット曲『Nobody』を英語で歌い、韓国人歌手として初めてビルボード「HOT 100」チャート入り(76位)する成果を挙げた。続く「少女時代」は11年に米市場でアルバム『The Boys』をリリースしたが、「HOT 100」には入れなかった。扉を開いたのは女性歌手たちだったが、本格的な成功は男性歌手が手にした。12年、歌手PSY(サイ)が『江南スタイル』で世界的ブームを巻き起こしたのだ。彼は『江南スタイル』(2位)のほか、「HOT 100」にさらに3曲入る快挙を成し遂げた。同年の韓国ポピュラー音楽産業の対米輸出額は約85万ドル(現在のレートで約9500万円)で、前年に比べて約50%増加した。その後、EXOやBIGBANGといった男性アイドルグループが北米ツアーを行い、観客を数万人集めた。

 2017年は防弾少年団が米市場を揺るがした。11月にリリースした新曲が「HOT 100」の28位に入った。これはPSY以降の最高記録だ。さらに意義深いのは、PSY(463万人)の3倍近いツイッターのフォロワー数(1100万人)を抱えていることだ。それでもまだK-POPが米市場に定着したと見るのは早い。韓国ポピュラー音楽産業の全輸出額のうち、北米市場が占める割合は0.3%に過ぎない。防弾少年団の所属事務所のパン・シヒョク代表は「第2、第3の防弾少年団が出てこられるようにしなければならない。今は成功モデルの研究が必要だ」と語った。

 

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