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『メビウス』PD、キム・ギドク監督告訴した女優の主張に反論
キム・ギドク監督がある女優から暴行および強要の容疑で告訴された件をめぐり、映画『メビウス』のプロデューサーがソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に書き込んだコメントが関心を集めている。
ホン・ソンウン・プロデューサーは4日午前、SNSに「私やスタッフには聞こえなかった暴言が彼女にだけ聞こえたのか。私やスタッフには見え、認知され、事前の下見まで済ませていたシーンが彼女にだけ見えず、強要されたものなのか、とても困惑している」と書き込んだ。2013年に『メビウス』の撮影現場でキム・ギドク監督から暴行されたという女優の主張とは相反する内容だ。
ホン・ソンウン・プロデューサーはまた「撮影が始まるやいなや女性主人公ができないと言って突然行方をくらまし、この映画は駄目になるのではと気をもみ、眠れなかった。私は(女優が)暴行されたという時間、その場所にいなかったため強く言い返せないのが残念だが、とても悔しく、腹立たしい一日だった」とコメント。さらに「『やられた』と言うだけで皆被害者となり、加害者を生む、容易な世の中なんだな。うちのスタッフたちは暴行をほう助したんだとか。無礼なことを言うのは慎みなさい」と書き込んだ。
キム・ギドク監督は女優に暴行を加えたとして告訴された。この女優は撮影現場でキム・ギドク監督にほおをたたかれ、シナリオになかったシーンの撮影を強要されたと主張している。その後、キム・ギドク監督は「いずれにせよ、演出者の立場から映画の事実性を高めるために集中し、生じた状況。多数のスタッフが見ている中、個人的な感情は全くなかった。しかし、当時の状況をスタッフが正確に証言すれば、映画の演出者としての立場をあらためて考えるきっかけにするととともに、過ちについて責任を取る」との立場を表明した。