ガスコンロがなくても魔法瓶で料理を作ることができるだろうか。可能だ。火の代わりにお湯で調理する「保温調理」が話題を集めている。保温弁当箱やタンブラータイプの保温容器に食材とお湯を入れて待つだけ。お粥や蒸し野菜はもちろん、ギョーザスープも作れる。
 

 キッチンが狭く、調理器具もそろっていない一人暮らしの若者や高齢者世帯にピッタリだ。キャンプやピクニックに出掛けるときにも便利。出勤・登校時に熱湯を注いでいけば、一定時間たつと料理ができ上がるので、弁当として活用することもできる。暑い夏、料理をするために熱い火の前に立っている必要がないのも利点の一つ。ガス代も節約できる。一人で簡単に食事を済ませたいとき、カップラーメンよりもヘルシーなものを食べられる。
 
 日本では数年前から流行っており、スープ、シチュー、プリンなどさまざまなメニューのレシピを紹介する本も出ている。韓国では最近、関心を集めるようになった。さまざまな保温調理を試してみたという料理研究家イ・ボウンさんは「まさかと思っていたが、意外とうまく調理できる。お粥や若い女性のダイエット食として人気の高い蒸し野菜などを作るのにちょうどいい」と語った。

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