フライドチキンと言えば、カリッとした皮、ジューシーな肉の調和が思い浮かぶ。基本的なフライドチキンからしょうゆだれで和えたチキン、チーズチキン、甘辛だれで和えたチキンなど種類が豊富だが、そんなチキンがまたしても変化を遂げた。

 フライドチキン、甘辛だれで和えたチキンなどありふれたメニューに飽きた人は、チキンをチーズやトマト、タマネギなどと一緒に包んで食べるのはどうだろうか。ソウル市鍾路区にある「ミ(米)チンダク」では、野菜などさまざまな具をトルティーヤかロールパンにはさんで食べるチキンプレートを味わうことができる。チキン以外にもいろいろなメニューを求める消費者のため、餅炒めやフライドポテトなどをはじめ生野菜も加えた。

 チキンプレートは、餅皮に包んで食べる北京ダックを参考にしたもので、チキンとお好みの具材をトルティーヤかロールパンにはさんで食べる。チキンはほかのメニューに変更可能で、自分の好きな具材をさまざまな方法で楽しめる。

 「ミチンダク」はチキン店だが、サイドメニューも豊富。オリエンタルドレッシングをかけたもやしサラダは青臭さがなく、シャキシャキした歯ごたえが楽しめ、脂っこいチキンと一緒に食べるとよい。そのほかにもリコッタチーズサラダ、つぶ貝素麺などがあり、チキンがそれほど好みではない人も気軽に来店できる。

 また、チキンを食べるとき、やはりビールは外せない。最近クラフトビールが人気を集め、手作りのビールを提供する専門店が増えているが、「ミチンダク」はビール専門店ではないにもかかわらず、さまざまなクラフトビールを味わうことができる。いろいろ飲んでみたいが1杯ずつ注文するのはちょっと…という人には、小さいグラスのお試しセットがオススメ。

 「ミチンダク」は小麦粉を使わず、米粉と国産鶏を使って作っており、一般的なフライドチキンに比べカリッとしていて、時間がたっても湿気てべちゃべちゃになることがない。

■「ミチンダク」鐘閣店:営業時間午前11時30分-翌日午前2時

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