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ソン・ジュンギ 「太陽の末裔」に万感
【ソウル聯合ニュース】最終回の視聴率(全国)を38.8%で終えた韓国・KBS第2のドラマ「太陽の末裔(まつえい)」(原題、全16話)で主役を務めた俳優ソン・ジュンギが15日、ソウル市内のホテルで記者懇談会を開いた。大ヒットした同作について「長く話題にされる作品を作ろうという思いで始めたが、そういう作品を作ることができた」と満足感を漂わせた。
同作は中央アジアの架空の国を舞台に、他人のために献身する陸軍特殊戦司令部大尉のユ・シジン(ソン・ジュンギ)と医師カン・モヨン(ソン・へギョ)を通じ、人生の価値とは何かを問うヒューマンドラマ。14日の最終回の視聴率は首都圏が41.6%、ソウルでは44.2%を記録した。ドラマは中国でも同時放送され、人気を博した。
以下は一問一答
――「太陽の末裔」は自身にとってどんな意味があったか
「撮影前、長く話題にされるような作品を作ろうという思いで始めた。脚本が良かったので、しっかりと表現しなければならないという責任感も感じた。さまざまな評価があると思うが、多くの場所で話題される作品を作ることができた」
――ドラマの大ヒットで自身を取り巻く状況が激変したと思うが、初心を守るために何を心がけているのか
「このごろ、自分自身に問いかける質問だが、まだよく分からない。ある面で初心は変わらなければならないものではないだろうか。良い意味でも悪い意味でも自分の器が大きくなったが、初心が同じではそれをすべて収めることはできない。最も重要で、変わってはいけないことは、私がこれまで生きてきた中で私の性格に含まれていると思う。ただ、これまで通り生きていこうと思う。『韓流スター』になったと言われることには同意できない。長い間、韓流をリードしてきた本物の韓流スターであるソン・ヘギョさんから多くのことを学んだ。私は少しの間、人気があるだけだ」
――器が大きくなったというのはどのような意味か
「生意気に聞こえるかもしれないが、責任を負わなければならないことが増えた。私が頑張るからこそ私のマネジャーやスタッフが給料をもらって暮らすことができる。私を応援してくれる海外ファンもできた。失望させてはならないと考える。良い作品をお見せしたい。色々な意味で器が大きくなったと思う。新人の時は分からなかったことを知ったという意味もある。うまく説明できない」
――韓国と同時に放送された中国では「国民の夫」と呼ばれているが
「さまざまなエピソードを聞かされた。大笑いしたこともある。心から光栄に思う。ドラマが愛されているからこそ生まれたエピソードだと考える。調子に乗らないようにしている。笑い飛ばしたいと思う。本当に感謝申し上げる。ドラマが愛されているから変わったことがあるなと思う」
――今後演じてみたい役はあるか
「演技に対する欲が多いほうなので、やってみたい役も多い。日本による植民地時代が背景の作品にも出たかったが、(次期出演作の)映画『軍艦島』(原題)で実現した。ちょっと寒気のするような役も演じてみたい。私の中にもそのような面があると感じる。歳を取る前に、寒気のするスリラーのようなジャンルもしてみたい」