たとえ非難されても、そっぽを向かれたくないのが芸能人の本能だとしたら、パク・ジニョン(J・Y・Park)=43=ほどその本能に忠実な人も珍しい。大手芸能事務所JYPエンターテインメントの代表であり、この数年間、著作権料収入1、2位を誇るヒットメーカーだが、コンスタントに新曲を発表し、ステージでダンスを踊る。そのため「JYP所属アーティストより目立とうとしている」という声も聞かれる。それでもパク・ジニョンは「60歳まではダンス歌手として活動したい。あと17年残っている」と話す。

 1年7カ月ぶりにリリースしたデジタルシングル「24/34」のリード曲「お母さん誰なの」は、リリースするや八つのオンライン音源サイトの週間チャートで1位を総なめにし、健在ぶりを証明した。4月20日に会ったパク・ジニョンは「結果が良くても、20代のときのように一喜一憂はしない」と語った。「最近の音源チャートを見ると、分単位でグラフまで出ている。会社のスタッフがそれを24時間チェックしているので『そんなことはするな』と言った。エンターテインメント業界というのは運に左右されることが大きいので、結果より過程に集中してこそ、長く続けられると思う」

 「お母さん誰なの」は、パク・ジニョンが最も得意とする類のダンスナンバー。ダンスに夢中のおじさんが楽しくステージの床を踏み鳴らすように、ドラムやオルガン、管楽器が鳴り響く。セクシーな曲を歌うとき、いっそうノリノリになるのも相変わらずだ。スタイル抜群の女性に愛情を示し「お母さん誰なの/いったいどうやって君をこのように育てたの」と歌いながら、女性ダンサーたちとお尻を振ってもさほど下品に聞こえないのは、一種の才能だ。「退廃的なものではなく、セクシーな歌詞の後に、遊び心や健康的なものを入れようとした。そして僕は、歌はこのような感じですが、普段は修道僧のように暮らしている」

 パク・ジニョンはテレビのオーディション番組に出演し、あまりにも正直すぎたり、オーバーな表現で話したりして、たびたび物議をかもす。それでもパク・ジニョンは相変わらずストレートに話す。「演技にもまた挑戦した。ドラマの撮影をしたので、近いうちにご覧いただけるはず。あ、これまだ言ってはいけないのかな」

ホーム TOP