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春を楽しむなら「南旨菜の花団地」へ /慶南・昌寧
単一面積では全国一の規模を誇る昌寧南旨菜の花団地(慶尚南道昌寧郡)。参考までに、ここでは春になると、昌寧洛東江菜の花祭りが開催される。
菜の花団地に向かったら、まず駐車場近くにある南旨鉄橋を訪れてみよう。1931年に設置された鉄橋は、登録有形文化財第145号でトラス構造になっており、昌寧郡と咸安郡を結ぶ。
次は、面積80万平方メートルに至る菜の花団地へ。ここで注意すべき点は、囲いを越えて花を花を踏みつぶしてはいけないということ。記念撮影をするのはいいが、目を楽しませてくれる黄色い菜の花を保護しなければならない。
場内で電動列車を利用するのも一つの方法だ。菜の花祭りの会場入り口でチケット(一般4000ウォン=約427円、4歳以下は無料)を購入し、列車に乗ると、菜の花団地を楽に回ることができる。所要時間は15分ほど。ただし、途中下車できないのでご注意を。
菜の花を鑑賞していると、遠くに風車が見え、その下には色鮮やかな花々がある。ここは菜の花団地のランドマークといえる、韓半島(朝鮮半島)チューリップ庭園で、風車とともに韓半島の形をなしている。
さらに登場するのが菜の花展望台。ここに上ると、南旨鉄橋とは異なる景色を楽しめる。洛東江と菜の花団地、そこを通り過ぎる自転車道路からなる景色が見事だ。
昌寧南旨菜の花団地の始まりは、2002年にさかのぼる。当時、台風が洛東江一帯に上陸し、住民たちは大きな被害を受けた。その後、水害復旧事業が行われ、移住対策が推進されて約470世帯が転居した。
跡地には堤防ができ、スポーツを楽しめる空間が造成された。さらに空いたスペースを利用して菜の花を植え、自然と大規模な菜の花団地ができた。そして、2006年から洛東江菜の花祭りが開催されるようになった。その結果、菜の花祭りでは済州島や近くの梁山市、昌原市鎮海区と肩を並べるようになった。