野崎友子通信員
インタビュー:ソ・ジソク「『グロリア』では1週間で5キロ減量も」
ソ・ジソクがぺ・ドゥナとともに主演を務めた『グロリア』。ぺ・ドゥナ演じる遅咲きの歌姫が恋と夢のステージで輝く、人生逆転シンデレラ・ラブストーリーで、ソ・ジソクが演じたのは、財閥の息子だが愛人の子という生い立ちのガンソク役だ。
―ガンソクとご自身の似ているところは。
「正反対の性格です。ガンソクは重い雰囲気を漂わせた我慢強い男。それに比べて僕はふざけることが好きで明るい性格ですし、我慢強くもない。『無理だ!』と思ったらすぐやめてしまう。『あきらめが早い』とよく言われます(笑)。ガンソクとはかけ離れた性格ですね。だだから最初は演じるのにかなり苦労がありましたね」
―格闘シーンでは立派な体格を披露されましたが、普段から鍛えていたのですか。
「体格は…よくないです(笑)。昔 陸上をやっていたので運動は好きなのですが。本作では格闘シーンがかなり多かったですよね。僕にとっては初めての経験で、2カ月間武術指導を受けたのですが、本番では非常に大変でした」
―どのように大変だったのでしょうか。
「相手を殴ったり 持ち上げたりして頑張ったけど、結局 すべて撮り直しに…(笑)。実は、格闘に集中しすぎて、ポッコリした腹部がカメラに映ってしまったんです。とてもみっともない姿だったので『1週間で5キロ減量を』と監督に言われて体重を落として後日 撮り直しました。格闘シーンの思い出のひとつです。でも頑張った分、いいシーンに仕上がったと思います」
―ガンソクの格闘技はストレス発散のためですが、ご自身はどうやってストレス発散を?
「僕もガンソクと同じく運動で発散しますね。野球やサッカー バスケの芸能人チームに所属していて運動でストレス解消します。僕の友人たちは酒でストレスを紛らわせたりクラブで踊ったりして発散してますけど、僕は そういうのが苦手で、多くの女性のように喫茶店での雑談で発散します(笑)」
―共演者のペ・ドゥナさんとはどんな雰囲気でしたか。
「そうですね…率直に言ってドゥナさんは真心を大事にする人です。偽りの演技をしません。8カ月ほど共演しましたが素晴らしい女優でした。僕も彼女と演技をしたおかげで偽りの演技ができなくなった。『グロリア』の出演者たちは皆、そうでした。つまり心から演じていたんです。ドゥナさんとは非常に息の合った演技ができました」
―特に思い出に残っているシーンは。
「さっき 僕とガンソクは正反対だと言いましたが、実は似た面も少しあるんです。別のカップルと張り合うかのようなシーンがあります。歌の練習室で全員 歯磨きをして二手に分かれ ふざけてキスするシーンがありました。台本のせりふは無視してアドリブで演じたキスシーンだったんです。いいシーンだったのでほとんど編集もされなかった。大勢の視聴者の皆さんにも喜んでもらえた最高のシーンでした」
『グロリア』DVD-SET1(発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント)は9月2日リリース。同時にVol 1~5がレンタル開始。以降、毎月順次、全5セットがリリースになる。
ソウル=野崎友子通信員