KBS第2テレビのドラマ『スパイ・ミョンウォル』のロケを拒否し、米国に出国していた女優ハン・イェスルが17日午後5時すぎ、仁川空港に到着し、取材陣に「ここから再出発したい」などと心境を語った。

 ハン・イェスルは「演技生活がどれだけつらく劣悪な環境にあるかを全ての国民に知ってもらいたかった。わたしのような犠牲者を(ほかに)出すべきではないと思った」とロケ拒否の動機を説明した。
 
 その上で「他の出演者やスタッフに被害が及んだことは過ちだったと思うが、こうまでしなければ、改善は望めないと思った。わたしは正しいことをしたと信じたい」と行動の正当性も主張した。

 さらに「大変なストレスと恐れの中でこういう選択をした。わたしの行為を理解してくれる方もいると思う。この仕事に従事する人たちがあらためて反省するきっかけになればよい」と続けた。

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