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ソウル地下鉄の旅地下鉄2号線(下)
■江南駅
ディライト
展示を中心とした空間ではなく、見たり、聞いたり、触ったりしながら直接体験し、双方向のコミュニケーションができるようにした文化スポット。世界的なIT産業のリーダー、サムスンがつくった「デジタルの遊び場」。韓国中の若者たちが集まり、経済や文化の中心地となっている江南に、2008年にオープンしたサムスン電子の広報館「ディライト」は、目で見るのではなく、最先端の電気製品を直接体験することができ、またその場で購入することも可能だ。入場は無料。
*Tel :82-2-2255-2277
*アクセス:4番出口から徒歩
■三成駅
COEXモール
18万平方メートルの広さを誇る、地下ショッピングモールとしてはアジア最大のCOEXモールでは、無料の展示会が随時開かれ、フードコートや「食の広場」では、リーズナブルな価格で食事を楽しめる。また、世界的なブランドの売り場や、最新の流行を追う大型レコード店、快適な環境の下で本を読める大型書店もあり、まさにさまざまなショッピングを楽しめる場所だ。このほか、韓国最大の水族館「アクアリウム」もあり、広場には冬はスケート場、夏はバスケットコートが開設されている。
*アクセス:駅から連絡通路で直結
キムチ博物館
韓国人はもとより、外国人にもキムチ文化の発展の歴史が一目で分かり、学びの場として活用できるよう、展示館を多元化した。歴史展示室は「先史時代・三国時代」「高麗時代」「朝鮮王朝時代」の三つに分かれ、キムチの発展の歴史を体系的に紹介するとともに、古典やキムチの模型を展示している。.
*Tel :82-2-6002-6456
*アクセス:駅から連絡通路で直結
■蚕室駅
ロッテワールド
ホテル・ロッテワールドやロッテ百貨店をはじめ、ショッピングモール、ファッションモール、昔ながらの市場、プール、スケートリンク、スポーツセンター、医療施設、テーマパークの「ロッテワールド・アドベンチャー」、民俗館、石村湖に浮かぶ島にある「マジックアイランド」、結婚式場、文化センター、飲食店街といった施設があり、まさに観光・流通・レジャーの一大拠点となっている。ショッピングからレジャー、スポーツに至るまで、日常生活のあらゆるサービスを提供する、総合的な生活空間といえる。石村湖の遊園地とも通路で結ばれており、一年中多くの観光客たちでにぎわっている。
*アクセス:4番出口から徒歩
■宣陵駅
宣靖陵
朝鮮王朝第9代国王・成宗と貞顕王后の墓である「宣陵」と、第11代国王・中宗の墓である「\’靖陵」があり、これらをまとめて「宣靖陵」または「三陵公園」と呼ばれている。王や王妃の墓をT字型に配列し、左右両側の丘の上に1基ずつ墓を築いていることから、「同原異岡方式」と呼ばれる。2009年6月30日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産(文化遺産)に登録された。
*アクセス:8番出口から徒歩5分
■トゥクソム駅
ソウルの森
35万坪の広さを誇る市民公園で、それぞれ異なるテーマに基づいて整備された五つのエリアからなる。第1エリアは、広場や野外ステージ、アトリエ、ゲートボール場、人工池など、市民がさまざまなレジャーを楽しめる場となっている。第2エリアは、野生動物が生息できるよう、自然そのままの森を再現した。ニホンジカ、キバノロ、リスなどを放し、ガイド同伴で立ち入ることができる。第3エリアは「湿地生態園」で、バードウォッチングスポット、環境に配慮した遊び場、水生植物園など、自然環境と関連した体験学習の場となっている。第4エリアは庭園ギャラリー、温室、野生草花園など、さまざまな植物の生態について学べる場、そして第5エリアは漢江水辺公園の一部で、船着場やサイクリングロードなどがある。
*アクセス:8番出口から徒歩約15分
■漢陽大駅
箭串橋
中浪川と清渓川が合流し、漢江へ注ぐ地点の約2キロ手前にあり、現在はソウル市城東区杏堂洞と聖水洞の境界となっている。朝鮮王朝時代には最も長い橋とされ。本来の名前は「済盤橋」、別名が「箭串橋」だった。中央に2本の低い橋脚を設け、橋にかかる重量を内側へ集中させると共に、2本の柱に無数の傷を付け、水が自然に流れるようにしたのが特徴だ。朝鮮王朝時代には、東大門や光煕門を通って市外へ出る際、最初に通る橋だったため、国王が軍事訓練の参観などでトゥクソムへ向かう際にも利用された。
*アクセス:2番出口から徒歩10分
■東大門歴史文化公園駅
東大門歴史文化公園
東大門運動場が、展示や文化公演などを楽しめる文化公園に生まれ変わった。ソウル城郭や東大門歴史館、デザイン・ギャラリー、イベントホールなど、八つのエリアに分かれており、歴史とデザインの融合を図った、新しい概念の公園となっている。また、五つのテーマからなる体験プログラムが用意されているほか、「東大門運動場記念館」では、かつての東大門運動場の模型や、スポーツ施設の歴史、スポーツ選手の記念品などが展示されている。
*アクセス:1番出口から左側へ200メートル
文_ ペ・ムンギョン 写真_ ソン・ギョンシク