12年間テレビや映画で活躍し、ファンに愛された女優チャン・ジニョンさん（35）は、夫や母親がすすり泣く中、だびに付される。

　1日に胃がんで亡くなったチャンさんの遺体は4日午前9時35分ごろ、城南永生事業所（旧・城南火葬場）＝京畿道城南市＝に到着した。

　遺影はおいが持ち、その後ろには見送る人々の長い列が続いた。チャンさんの母親は娘の早すぎる死におえつを漏らし、チャンさんの夫も涙をぬぐいながら、火葬場へ向かった。特に、チャンさんの母の涙に、同行した人々は胸を痛めている。

　遺体は15号室に運ばれ、火葬が完了する午前11時30分ごろ、盆唐スカイキャッスル追慕公園墓地（京畿道広州市五浦邑）に向かう予定だ。

　同公園墓地に埋葬される前に、韓国映画界を代表する「女優チャン・ジニョン」の名にふさわしく、遺骨を手にした俳優仲間たちがレッドカーペットの上を歩けるよう、所属事務所側は準備している。そしてその後、「チャン・ジニョン館」でとわの眠りにつくことになる。

ムン・ワンシク記者

【ニュース特集】チャン・ジニョンさん、がんで逝く