新人歌手AJ(エイジェイ)が25日、東京・原宿アストロホールにて、熱いファンの声援を受け2回にわたり日本初の単独公演を行った。

 AJはアルバムからタイトル曲「DANCING SHOES」、「涙を拭いて」「2009」のほか、Rainの「I DO」、SE7ENの 「Passion」、嵐の「Blue」も披露。バック転を見せたり、タンクトップ姿になってファンを喜ばせるなど、新人らしい若さとパワーあふれるパフォーマンスを見せ、好評のうちに終えた。

 AJはg.o.d、Rain、ワンダーガールズらを輩出したJYPエンターテインメントの元代表で、今はキューブ・エンターテインメント代表であるホン・スンソン氏が手掛ける大型新人で「第2のRain(ピ)」ともいわれている。


 4月にリリースされた初アルバム「FIRST EPISODE A NEW HERO」は、BIG BANG、ソン・ダムビなどを手掛けたヒットメーカー「勇敢な兄弟」がプロデュースし、タイトル曲の「DANCING SHOES」は彼らが最も大切にしてきた曲だ。

 AJは2回公演の合間に行われた会見で、歌手になったきっかけについて「中学のころテレビでRain(ピ)がファンの人に歌っている姿が楽しそうで、幸せそうで、そんなアーティストになりたいと思った」と語った。

 それ以降、Rainはあこがれの歌手となったが、Rainに直々に振り付けをしてもらったという。「『DANCING SHOES』のイントロの20秒ほど、直接指導してもらい、振り付けしてもらった。雲の上のような、ものすごい大きな人だった」とその時の感動を率直に表した。


 まだ19歳だが、5、6年の練習生時代を経験し、今春デビューを果たしたAJ。「母が一番自分の支えになってくれている。デビュー前は少し反対していたが、今は夢をかなえている姿を応援し、新聞やネットなどをチェックしては心配したり励ましたりしてくれている」と家族と仲がよく、サポートしてくれていることを語った。

 今後、日本以外でもプロモーションを予定しているが「アメリカにも行ってみたい」とし、活動予定としては、「次のアルバムの準備で、メンバーと練習をして、グループとして舞台に立ちたい。(将来は)MTVアジアアワードで賞を取りたい」などとふくらむ夢に目を輝かせ、笑顔を見せた。


 近々、ほかの5人のメンバーと新しいダンスグループを結成し、新アルバムをリリースする予定だと発表した。この日、バックを務めていた4人に、もう1人を加えた6人組で、グループ名はまだ決まっていないという。

 非公式ながらお披露目された4人も、いずれも踊って歌えるイケメン。AJはもちろん、新グループとしての活動も早くも気になるところだ。

東京=野崎友子通信員

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