韓流スター、ソ・ジソブ、シン・ヒョンジュンが7日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて2回にわたり行われたドラマ『カインとアベル』のジャパンプレミアで舞台あいさつを行った。

 ソ・ジソブとシン・ヒョンジュンが主演し、今年2~4月にSBSで放送され高視聴率をマークした『カインとアベル』がWOWOWで日本初放送されることになり、プロモーションのため訪日した。

 特にソ・ジソブは、同作が除隊後初めてとなる、『ごめん、愛してる』以来4年ぶりのドラマ出演作。同作の制作スケジュールが延期になっても、この作品での復帰にこだわったという思い入れの強い作品だ。



 舞台あいさつには、ソ・ジソブ、シン・ヒョンジュン、キム・ヒョンシク監督が登壇。3人が互いに尊敬と敬愛の念を示し、また仕事を一緒にしたいなど相思相愛ぶりを見せた。

 キム・ヒョンシク監督は二人の主演俳優について「りっぱで素敵な俳優と仕事ができてよかった。誠実で責任感のある俳優。満足し、感謝している」とし、「二人の努力と情熱はドラマに表れているので、このドラマにたくさんの愛情を寄せてほしい」と語った。



 シン・ヒョンジュンは、「本当にいい方々とご一緒できて幸せだった。いいスタッフ、いい俳優らとご一緒できた。一生懸命撮ったドラマなので、皆さんの心に残るドラマであってほしい。人間を救うことができるのは人間しかいない、というチョインのナレーションの言葉は自分の記憶に今も残っている。皆さん、常に誰かを愛して生きて」と話した。

 ソ・ジソブは、「今回は復帰作ということで、いい、スタッフ、いい共演者と幸せな時間を過ごせた。本当にさまざまな見どころがつまっている。いろいろなジャンルもそろっているので、ドラマをみて幸せな気持ちになってもらえたら」とドラマをPRした。



 役柄では冷たくソ・ジソブと敵対するシン・ヒョンジュンだが、「自分が女性だったらソ・ジソブさんの子どもを産みたい」とドッキリ発言したり、抱きつくなど、本来の明るく陽気な姿を見せた。

 すると、ソ・ジソブは、「「子どものことはゆっくり考えないと…」とジョークを返し、「シン・ヒョンジュンさんは、演技については今さら自分が言うまでもないが素晴らしく、学ぶべきことがたくさんある。シン・ヒョンジュンさんのようなお兄さんがいたらいいと思う」と顔を見合わせ、二人の仲の良さをアピールした舞台あいさつとなった。

 この日の舞台あいさつ付きジャパンプレミアの来場者は合計1200人だったが、チケットの先行予約には申し込みが殺到し、受付人数は1万3000件。競争率10倍という超プレミアチケットになった。



 また、19時から行われた2回目の舞台あいさつは、TOHOシネマズ名古屋ベイシティ(名古屋)、TOHOシネマズなんば(大阪)、TOHOシネマズトリアス久山(福岡)でも上映。全国4カ所でも舞台あいさつを同時に楽しめるライブ中継が実現した。
『カインとアベル』全20話は、WOWOWで7月24日から毎週金曜午後8時に1話ずつ放送。

 一方、ソ・ジソブがチャン・ツィイーと共演した韓中合作の新作映画『ソフィーの復讐』が8月に韓国・中国で公開されるが、日本でも同映画が2010年に公開されることが決定した。


東京=野崎友子通信員

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