イム・サンス監督、チ・ジニ、ヨム・ジョンア主演の映画『懐かしの庭』が、スペインのサン・セバスチャン国際映画祭で初めて公開され、予想以上の反響ぶりをみせた。

　第54回目を迎える同映画祭で、韓国の作品としては唯一、公式競争部門に進出した同作品は、9月25日に上映された際、1800席がすべて売り切れた。上映後は観客のスタンディングオベーションに続き、100メートル程度の列を作って歓呼する観客の反応に、関係者は驚きを隠せないほどだったとか。

　また、これに先立ち行われた記者会見では、イム・サンス監督に対する海外の強い関心を反映するように、外信の記者が大勢集まり、韓国の80年代の様子とイム・サンス監督の初めてのラブストーリーに関する質問をした。

　同映画祭は30日に最優秀作品賞など七つの部門の受賞作を決定する予定だ。