「BoAさん、ごめんなさい」

 最近インターネット上で熱い論争を引き起こした「BoA中傷メッセージ」問題で、このメッセージを書いた人物がヒップホップグループ、アップタウンのメンバー、ジェシカ H.oだったことが明らかになった。

 この騒動は米国のSNS(ソーシャル・ネットワーキングサイト)である「マイスペース」で、ジェシカという人物が友人ステラへのメッセージとしてBoAを中傷する内容の文章を掲載したことが発端となった。このメッセージを発見した韓国のネチズンがあるポータルサイトに転載したところ、ネチズンらはこれを書いた張本人がジェシカ H.oであることを突き止め、明らかにした。その後、メッセージに対する批判とその事実関係を巡って激しい論争が繰り広げられた。

 ジェシカ H.oの所属事務所が確認した結果、このメッセージの作成者はジェシカ本人で、2つのメッセージはデビュー以前に作成され、残り1つは今年1月に書かれたものであることが明らかにされた。

 ジェシカ H.oは、自身の書き残したメッセージがネチズンの間で問題となるや、所属事務所を通じて釈明を行った。また友人のステラは、BoAの所属事務所SMエンターテイメントの元研修生で、現在米国に滞在している。

 ジェシカは、最初のメッセージで「BoAはゲイ(gay)」と書いたことについては、普段のBoAの姿がボーイッシュに見えたためとしたほか、2番目のメッセージで「BoAの曲『Girls On Top』の曲名を自分の靴に書き込んだ従姉妹の顔を、何かで刺してやりたい」と表現したことについては、普段から自身が好きだったBoAの曲名を靴に落書きして踏みつけている従姉妹の行動が許せなかったと釈明した。

 また歌手デビューの後に書いた3番目のメッセージについては、単純に友達同士の間で冗談のつもりで書いただけと説明した。

 今回の事態について、ジェシカ H.oは「友達同士の私的なメッセージがこれだけ大きな反響を呼ぶとは思ってもいなかった。BoAさんには本当に申し訳なく、デビュー前からずっと憧れの対象だったために、不適切な表現をしてしまったように思う。まだ右も左もわからない自分が、憧れと妬みから起こしたこと」と重ねて謝罪を表明した。

 米国ニューヨークで生まれ育ったジェシカ H.oは、14歳になった2003年に歌手を目指して韓国に帰国し、「第2のBoA」と評価されながら、昨年にはデビュー曲『Get Up』を発表した。どんなステージでも口パクはしないと宣言したことでも話題を呼んだ。

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