インタビュー:ハン・ヒョジュ「永遠の愛には誰もがあこがれる」

スターin釜山国際映画祭
オープニング作品『ただあなただけ』に主演

「わたしが優等生? 普通の25歳が知ってることは全部知っています」

 釜山国際映画祭(BIFF)オープニング作品となったソン・イルゴン監督の『ただあなただけ』(20日公開)でハン・ヒョジュが演じるヒロイン・ジョンファは、事故で両親を失う。自身も目に傷を負い視力が落ちていくものの、底抜けに明るく素直な女性だ。ソ・ジソブ演じるチョルミンはかつて名の知れたボクサーだったが、ボクシングをやめてからは駐車場の管理人として生計を立てている。どん底の暮らしをしてきたチョルミンだが、ジョンファと恋に落ちたことで新たな人生を始める力がわき、一度はあきらめたボクシングを再開する。ところが、チョルミンはジョンファに視力回復手術を受けさせようと危険な試合をすることを決心、二人の愛の前に大きな壁が立ちはだかる…。

 7日、釜山のあるホテルでハン・ヒョジュ(24)に会った。ジョンファ役はハン・ヒョジュにとって自分の服のようにぴったりの役だ。すでにドラマ『華麗なる遺産』や『トンイ』で苦難の中にあっても愛らしく清純さを失わないヒロインを演じ、成功している。しかし、インタビューでは、清く明るい女性のトレードマークである「声が出ない笑顔」ではなく「ハハハ」と声を上げてよく笑った。

 『ただあなただけ』は、最近の映画では珍しい、泣ける恋愛映画だ。ハン・ヒョジュは「百パーセント愛だけをテーマにした映画をやりたいと強く思っていました。誰もが『お決まりのラブストーリー』と思っているもので感動を与えたいと…」と話す。「みんな口では『永遠の愛なんて現実的ではない』と言いながら、このような愛に憧れたり夢を見たりするでしょう?」。

 釜山国際映画祭の開会式(6日)にこの映画が上映された時、世間の注目は映画の完成度や出演者の演技よりも、トップスターであるハン・ヒョジュとソ・ジソブのベッドシーンに集まった。この映画のベッドシーンは二人が肌をあらわにするものではなく、二人の情の交わりを悲しくも切々と描いている。「思いもよらない世間の反応に寂しい思いをしたのでは?」と聞くと、ハン・ヒョジュの声は大きくなり、言葉の調子が硬くなった。「映画、ご覧になりましたか? 皆さんが期待なさるようなベッドシーンではないでしょう? 映画を見てもまだあんな記事が出るのは本当に理解しがたいですね」。

 ハン・ヒョジュは、これまでもジョンファのように清く明るい役を演じ続けてきた。演技面で「変身」といえるようなこれまでと違った役を演じたことがないという意味だ。これについて「ドラマでは今後も今のように清く明るい役が続くでしょう」と話した。「『華麗なる遺産』を撮影していた時、通りがかりのおばあさんがわたしの手を握りしめ『ありがとう』と言ってくださり、鳥肌が立ちました。以前は自分のために演技をすると思っていましたが、前向きなヒロインは苦労して暮らしている方々にとって大きな力になるということを知りました」

釜山=ピョン・ヒウォン記者
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  • ▲ハン・ヒョジュは7日、釜山市海雲台区のホテルでインタビューに応じた。「『ただあなただけ』は大人のための童話。こんな切々とした恋をしてみたいですね」。/写真=キム・ヨンウ記者

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