ジーンズやTシャツのような衣類は、洗濯する前に何度か着ることがある。しかし、一度履いた靴下は再び履かない方がよい。
英国レスター大学生物教育学科准教授(臨床微生物学)のプリムローズ・プリストン博士によると、人間の足には最大1000種に達するバクテリアやカビが生息しているという。足は人体の中で汗腺が最も多く分布している部位の一つ。バクテリアやカビは、指の間の温かく湿った場所で、汗や死んだ皮膚細胞を栄養源にして増殖する。これらは足に汗をかくほど、より活発に増殖する。
▶一日1万歩は忘れて…30分で終わる話題の「日本式ウオーキング」とは?
靴下は汗を閉じ込め、微生物が増殖しやすい環境をつくる。繊維ごとに細菌、マイコバクテリア、真菌の生存期間を調査した結果、ポリエステル繊維で最大206日間、綿や混紡繊維では最大90日間生存することが分かった。靴下には自宅やスポーツクラブなど、外部由来の微生物も存在する。「微生物学研究」に掲載された論文によると、日常生活で一日着用したTシャツからは約8万3000個のバクテリアが検出されたのに対し、靴下からは800万-900万個のバクテリアが検出された。アスペルギルス、カンジダ、クリプトコッカスのように呼吸器および腸疾患を引き起こす可能性のある病原菌も発見されている。
プリムローズ・プリストン博士は「洗濯していない靴下を再び履くと、バクテリアがさらに繁殖しやすい環境になる」と指摘した。靴下に生息する微生物は靴、ベッド、ソファ、床など、靴下が触れるあらゆる場所へと移っていく可能性がある。プリムローズ・プリストン博士は、靴下に生息する細菌は靴の中でも繁殖するため、同じ靴を数日連続で履くのを避け、スポーツクラブの脱衣所やトイレでは靴下を履いたり裸足でむやみに歩き回ってはならないと述べた。
したがって、靴下はなるべく一度履いたら取り替え、60度以上の高温で洗濯するのがよい。やむを得ず低温で洗濯しなければならない場合は、洗濯後に180-220度まで温度調節が可能な高温スチームアイロンをかけるのが効果的だ。プリムローズ・プリストンは「こうすることでバクテリアを除去し、水虫の原因となるカビの胞子を死滅させるのに役立つ」と説明した。洗濯した靴下を日当たりのよい場所に干しておくのも一つの方法だ。紫外線が靴下に生息する大部分のバクテリアやカビに対し、抗菌作用を発揮するからだ。
▶45分ごとにスクワット10回すれば血糖値がぐっと下がる…30分歩くより効果2倍