チョー・ヨンピル、アン・ソンギさん出棺日に『友よ』『釜山港へ帰れ』歌う…客席からは「泣かないで」

写真=NEWSIS DB
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 【NEWSIS】「泣かないで!」

 韓国で「歌王」と呼ばれているチョー・ヨンピル(75)が9日午後、ソウル市松坡区のソウルオリンピック公園KSPO DOME(ケースポ・ドーム)で行われた「2025-26チョー・ヨンピル&偉大な誕生コンサート」でヒット曲『友よ』を歌った時、客席から一斉に声が上がった。

 チョー・ヨンピルのファンがこのように声をかけたのは、60年来の親友で、74歳で亡くなった韓国の国民的俳優アン・ソンギさんの出棺式がこの日、行われたためだ。

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 アン・ソンギさんの訃報が伝えられると、チョー・ヨンピルはツアー準備中にもかかわらず、すぐさま祭壇に駆けつけたという。

 そして、悲しみを乗り越え、観客たちとの約束を守るため、この日のステージに立った。

 同日午後7時過ぎに始まったコンサートが1時間ほどたったころ、親友について何も語ることはなかったものの、チョー・ヨンピルが『友よ』を歌う姿は涙を誘った。

 心の中では悲しんでいても、それを表には出さないプロ精神がファンに伝わったのだ。

写真提供=KBS
▲ 写真提供=KBS

 『友よ』の次の曲は『釜山港へ帰れ』だった。チョー・ヨンピルはこの曲について、自分のことを伝える曲だと紹介した。しかも、この曲はアン・ソンギさんの愛唱歌の一つだ。アン・ソンギさんはある番組で、この曲について「『釜山港へ帰れ』は本当にたくさん聞いたが、それでも心も体も温まり、潤う感じがすると言えばいいでしょうか? あまりにもよく知られている曲ですが、本当に大好きなんです」と語ったことがある。『釜山港へ帰れ』の日本語の歌詞は別れた恋人を思う内容だが、韓国語の歌詞は生き別れた兄弟を思う内容となっている。

 気のせいだろうか。チョー・ヨンピルはここまですべての曲を完璧に歌っていたが、この曲を歌う時だけは客席の方によくマイクを向けた。チョー・ヨンピルはサングラスをかけていたので、歌いながら目を赤くしていたのかどうかは分からなかった。

 『釜山港へ帰れ』の韓国語の歌詞は次のように終わる。「帰ってきた 釜山港に 懐かしい私の兄弟よ」。

イ・ジェフン記者
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