87歳キム・ヨンオク　下半身マヒの孫を9年間看病「人生、順調には行かない」と涙

　【NEWSIS】女優キム・ヨンオクが家族の状況に触れ、人生に対する考えを淡々と語った。

　女優ユン・ミラのユーチューブ・チャンネルに26日、キム・ヨンオクが登場した。

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　1957年のデビュー以来、68年間にわたり芸能活動をしているキム・ヨンオクは「私はただ水が流れるように生きてきた。正直言って、ありがたいという気持ち。私は来年1月に88歳、2年後には90代になるのに、それでも呼んでくれる」として感謝の気持ちを伝えた。

　交通事故で下半身マヒになった孫と、長年の看病で体調を崩した娘を抱え、大きな試練に遭ったというキム・ヨンオク。「私にこういう事が起こってもおかしくないと思っていた。また年を取るから、私も体調が悪くなるし、夫もそうだし、明日どうなるか分からない。年を取っているから人生の何たるかを知っているとか、年を取っていないから人生のことをよく知らないとか、そういう訳ではなさそうだ」としみじみ言った。

　その上で、「後悔しても仕方がないことだが、私は果たして子どもたちや夫によくしてきたのだろうかと反省している。自分なりに今、最善を尽くして生きている。人生というのはあちこちぶつかりながら生きていくものだ」と語った。

　キム・ヨンオクは1960年に元KBSアナウンサーのキム・ヨンギル氏と結婚し、2男1女が生まれた。キム・ヨンオクの孫は2015年に飲酒運転の車にはねられ、重い障害を抱えることになったという。