半跏思惟像・仏国寺釈迦塔…BLACKPINKジェニー「韓国の美」表現した衣装が連日話題=MMA 2025

半跏思惟像・仏国寺釈迦塔…BLACKPINKジェニー「韓国の美」表現した衣装が連日話題=MMA 2025

 【NEWSIS】ガールズグループBLACKPINK(ブラックピンク)のメンバー、ジェニーが「The 17th Melon Music Awards(メロン・ミュージック・アワード、MMA 2025)」で大賞に当たる「今年のレコード」賞をはじめ3冠に輝き、話題だ。3冠に加えて、「韓国的な美」をちりばめたステージも話題になっている。

 ジェニーは20日、ソウル高尺スカイドーム(ソウル九老区)で開催された「MMA 2025」で、『Seoul City(ソウルシティ)』『ZENゼゼン)』『like JENNIE(ライク・ジェニー)』のステージパフォーマンスを披露した。1人でステージに立ったジェニーは、パフォーマンス全般に韓国的な要素を自然な形で反映させた。

【写真】BLACKPINKジェニー、韓国的な要素を盛り込んだ別格のパフォーマンス=MMA 2025

半跏思惟像・仏国寺釈迦塔…BLACKPINKジェニー「韓国の美」表現した衣装が連日話題=MMA 2025

 今回のステージ衣装を手がけたのは、『ZEN』のミュージックビデオの衣装で韓国の美を表現したブランド「LEJE(ルージュ)」だということで、注目されている。韓国的なディテールと伝統的な要素を現代的なアレンジで表現しているためだ。

 『Seoul City』のステージで登場した巨大なベールには韓国初の歌集「青丘永言」の言葉が書かれていた。また、チョゴリ(韓服の上衣)の形からインスピレーションを得て現代的に表現したジェニーとバックダンサーたちの衣装は、ステージ全般に韓国的な美を取り入れ、強靱(きょうじん)でありながらも優雅なムードを醸し出した。

 LEJEによると、『Seoul City』のステージでは半跏思惟像からインスピレーションを得て、構造的な肩のラインを生かしたガウンに独特の組みひものノリゲ(韓服の飾り)を加え、静かだが揺るぎない美しさを表現したとのことだ。

半跏思惟像・仏国寺釈迦塔…BLACKPINKジェニー「韓国の美」表現した衣装が連日話題=MMA 2025

 『like JENNIE』のステージでは、トップスに韓国の伝統衣装に使われる白い襟「トンジョン」とリボン「コルム」から形態的なインスピレーションを得て、それを西洋のコルセット構造に結び付け、シルエットに緊張感と立体感を加えた。ボトムスにはペン画技法により、ノリゲや銀粧刀(銀の懐刀)など、韓国の工芸品を象徴するイメージを取り入れた。

 「今年のレコード」賞を受け取った時に着たドレスは、仏国寺釈迦塔の形態的均衡美に着眼したカットアウト・ディテールをハンドドレーピング(立体裁断)によって作り上げたものだ。そのため、緊張感がありながらも優雅なシルエットに仕上がった。

半跏思惟像・仏国寺釈迦塔…BLACKPINKジェニー「韓国の美」表現した衣装が連日話題=MMA 2025

 印象的なダンスを繰り広げたバックダンサーたちの衣装は、ジェニーを守る仁王たちのように、韓国の伝統的な「サポク」(ズボン)と「ヘンジョン(脚半)」、チョゴリを現代的にアレンジしたものだ。

 ジェニーが所属するOAエンターテインメントは「このように韓国的な要素が加味されたステージを通じて、ジェニーは韓国に対する愛とプライドをあらためて表現した」と説明している。

イ・ジェフン記者
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