【NEWSIS】女性お笑いタレントのパク・ナレが「注射おばさん」と呼んでいるイ氏の違法医療行為について、医師団体が真相究明を求めた。
「公正な社会を望む医師たちの会」(以下、医師たちの会)は7日に出した声明で、「パク・ナレの『注射おばさん』が卒業したというポガン医科大学』の実体は幽霊医大だ。医師たちの会が確認した結果、(イ氏が通っていたと主張した)『ポガン医科大学』という医科大学は存在しなかった」「医師でなくても『医科大学教授』の肩書を使用することはできる。イ氏が該当の名称を使用したとしても、医師の身分の有無は別途確認する必要がある。徹底した調査が必要だ」と述べた。
パク・ナレはイ氏から違法な医療行為を受けたという疑惑が取り沙汰されている。元マネージャーたちは芸能メディア「ディスパッチ」に対し、パク・ナレが京畿道高陽市一山のあるオフィステル(事務所兼マンション)で点滴を受ける写真などを情報提供した。抗うつ剤を処方なしに服用したり、2023年にMBCテレビのバラエティー番組『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』の台湾ロケにもイ氏を連れて行ったりしたという。
パク・ナレ側は「医師免許があると聞いており、向精神薬プロポフォールなどではなく、単なる栄養剤の注射を受けた。最近は連絡したこともないし、施術も受けていない」「抗うつ剤の服用は事実ではない。パク・ナレ氏が閉鎖恐怖症を吐露したところ、イ氏が持っていた薬を与えた」と釈明した。また、「『私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~』のロケは知り合いだから一緒に行っただけで、診療が目的ではない」としている。
イ氏はこの日、交流サイト(SNS)「インスタグラム」に中国・内モンゴルの病院で医師のガウンを着て撮った写真を掲載し、現地メディアとインタビューした動画や講演の様子なども公開した。そして、「12-13年前、内モンゴルという場所を行き来しながら苦労して勉強し、内モンゴルのポガン医科大学病院で内国人・外国人として最年少の教授まで歴任した。内モンゴル党書記の積極的な支援で韓国整形センターまで誘致した」「(パク・ナレの)マネージャーよ、あなたは私が生きてきた人生を知っているの? 私の何を知っていて私をゴシップのネタにするの?」と書いた。これに対して韓国の医師免許証取得の有無を尋ねるコメントが殺到すると、イ氏はこの投稿を削除した。