「チャン・ウヒョクに暴行された」と暴露した元所属事務所社員、一審無罪

写真=WHクリエイティブ
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 【NEWSIS】人気グループH.O.T.のメンバーだった歌手チャン・ウヒョクから暴言・暴行を受けたとインターネット上で暴露し、名誉毀損(きそん)罪で裁判沙汰になっていた元所属事務所の社員A氏が一審で無罪を言い渡された。

 マネートゥデイが26日報じたところによると、ソウル西部地方裁判所のキム・ミンジョン判事は先月29日、情報通信網法上名誉毀損の罪で起訴されたA氏に対し、無罪判決を言い渡したという。裁判所はA氏の文章を虚偽と見なすのは難しく、虚偽だという点を検事も立証できなかったと判断した。

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 A氏は2022年6月、オンライン・コミュニティに「第1世代アイドル出身の男性代表」から数年間にわたり暴言や暴行を受けたと主張するコメントを書き込んだ。この文章には実名が書かれていなかったが、その後この人物はチャン・ウヒョクだと特定された。物議をかもすと、チャン・ウヒョクは該当の書き込みは事実ではないとし、A氏を名誉棄損で告訴した。

 裁判所は、会社の代表と社員という関係、事件前後の状況などを総合すると、A氏が何の理由もなく会社の代表を一方的に暴行したと見なすのは難しいと判断。むしろ、優越的地位にあった代表が感情が高ぶり、手を出した可能性の方が自然だという。

 また、チャン・ウヒョクや周囲の人たちの陳述が捜査の段階や法廷で何度か変わった点などを挙げ、信ぴょう性が高いと見るのは難しいと指摘した。一方、A氏の陳述は具体的で、当時の状況とも自然に合致すると評価した。

 裁判所はこのような事情を挙げ、A氏の書き込みを虚偽と断定することはできないとし、無罪判決を言い渡した。

 今回の判決はまだ一審の判断で、検察は無罪判決を不服として控訴状を提出し、事件は二審で再び審理される予定だ。

チョン・ジェギョン記者
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