イ・イギョンの私生活暴露した人物「証拠はすべて本物、AI使っていない…怖くなってうそをついた」

イ・イギョンの私生活暴露した人物「証拠はすべて本物、AI使っていない…怖くなってうそをついた」

 【NEWSIS】俳優イ・イギョンの私生活をめぐりインターネット上で暴露した人物が、最終的に「証拠はすべて本物」と主張した。

 自称ドイツ人の女性Aさんは19日、X(旧ツイッター)に「最後に言いたいことがある」とした上で「わたしが投稿したコメントのせいで皆さんを混乱させてしまい、心からおわび申し上げる。実は怖くなって、すべてうそだと言った。もしかして告訴されたり、お金を払わなければならないのではないかと思って。わたしや家族の負担になると思ってうそをついた」とつづった。

【写真】 イ・イギョン、強烈な眼差し

 「AI(人工知能)では芸能人の写真を絶対に作成することはできないし、わたしはそういう風にAIを使ったことはない。わたしが投稿した証拠はすべて本物だ。でも、また話を大きくしたくはない。このことと関係がなくても別の被害者がいるのなら、その方たちの勇気がAIと誤解され、被害を受けるのではないかと思い、とても心配なので申し上げる」

 Aさんは10月20日、NAVERブログに「イ・イギョンさんの本当の姿を公開します」というタイトルの投稿をした。イ・イギョンと見られる人物とAさんがやり取りしたカカオトーク、インスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)だ。イ・イギョンはAさんに体を撮った写真を要求し、悪口やセクハラ、下ネタなども含まれている。イ・イギョンの撮影現場の写真や自撮り写真などもある。ところがAさんは10月22日に突然、「人工知能(AI)によるねつ造だった」と主張し、謝罪した。

 イ・イギョン側は「追加で立場を表明することはない」として法的措置を取る意思も示さず、疑念を持たれていた。2週間後の今月3日、「代理人を通じて、関連投稿の作成者・流布者を対象として虚偽の事実の流布および名誉毀損(きそん)の容疑でソウル江南警察署に被害に関する資料を提出し、告訴の手続きを終えた」とした上で「当社は本事案をめぐり、いかなる示談の試みも補償に関する話し合いもなかった」と主張した。

 その後、Aさんは「AIだと釈明したのはうそ」と主張をひっくり返した。今月4日、Xに「証拠写真を公開しようかどうか悩んでいるところ」とした上で「このまま終わったらちょっとね。AI(によるねつ造は事実)ではなく、何だか悔しい。悪いやつを被害者にした」と書き込んだ。また、告訴はされていないという。一部投稿では、特定の色の服を着た写真を公開すると暗示した。

 イ・イギョン側は告訴の手続きを進める方針だ。バラエティー番組『スーパーマンが帰ってきた』(KBS第2)に新MCとして合流する予定だったが、今回の騒動を受けて実現せず、3年にわたり出演してきたバラエティー番組『撮るなら何する?』(MBC)も降板した。ただし、『撮るなら何する?』の制作スタッフと所属事務所は「映画のスケジュールのため」と説明している。イ・イギョンは放送休止により最後のあいさつもできなかった。なお、バラエティー番組『私はSOLO』(SBS PLUS・ENA)や『勇敢な刑事たち』(Eチャンネル)を降板するのかどうかについては、まだ決まっていない。

チェ・ジユン記者
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