俳優イ・イギョンの私生活をめぐる疑惑を提起し、物議をかもすと「人工知能(AI)によるねつ造だった」と釈明していたA氏が、またしても主張を覆した。
A氏は4日、X(旧ツイッター)に「証拠写真を公開しようかどうか悩んでいるところ。このまま終わったらちょっとね。AIではなく、何だか悔しい。悪いやつを被害者にした」と書き込んだ。この書き込みは、イ・イギョンがバラエティー番組『撮るなら何する?』(MBC)を降板するという記事を引用した投稿に、コメントとして掲載された。
A氏はまた「AIはうそだった」と再び主張をひっくり返し、インターネットユーザーたちからの「告訴されなかったのか」という質問には「されていない」と答えた。そのほかにも、自分は俳優に対しお金を要求したことはないと主張した。
これに先立ち、自称ドイツ人のA氏は先月19日、自分のブログに「イ・イギョンと性的な内容のメッセージをやりとりした」とする文や写真を掲載した。A氏はイ・イギョンから体を撮った写真を要求され、性的な発言をしたと主張した。
イ・イギョンの所属事務所サンヨンENTが「事実無根」としてうわさを強く否定すると、A氏は新たな証拠を公開すると反発し、その後「いたずらで始めた文がこんなに関心を集めるとは思わなかった」とし、すべてAIを活用したねつ造だったと主張を変えた。
その後、サンヨンENTは関連投稿の作成者および流布者たちを相手取り、虚偽の事実の流布および名誉毀損(きそん)の容疑でソウル江南警察署に告訴状を提出したと発表し、「当社は本事案をめぐり、いかなる示談の試みも補償に関する話し合いもなかった」と説明した。
イ・イギョンはバラエティー番組『スーパーマンが帰ってきた』(KBS第2)に新MCとして合流する予定だったが、今回の騒動を受け、実現しなかった。後任として、KOYOTEのキム・ジョンミンが抜てきされた。『撮るなら何する?』も3年で降板したイ・イギョン。制作スタッフと所属事務所は「映画のスケジュールのため」と説明した。イ・イギョンは現在、バラエティー番組『私はSOLO』(SBS PLUS・ENA)や『勇敢な刑事たち』(Eチャンネル)に出演している。