訃報:「ギャグ界のゴッドファーザー」チョン・ユソンさん、肺気胸の悪化で死亡=76歳

写真提供=家族エンターテイメント
▲ 写真提供=家族エンターテイメント

 【NEWSIS】「ギャグ界のゴッドファーザー」と呼ばれていたお笑いタレントのチョン・ユソンさんが肺気胸の悪化により亡くなった。76歳だった。芸能関係者が25日に明らかにした。

 関係者によると、チョン・ユソンさんは同日午後9時5分ごろ、治療を受けていた全北特別自治道全州市内の全北大学病院で息を引き取ったとのことだ。

【写真】 「ギャグ界のゴッドファーザー」チョン・ユソンさんの最後の姿

 チョン・ユソンさんは今年7月初め、肺気胸関連の施術を受けたが、その後、呼吸困難などの症状が続き、最近再び病院で診察を受けていた。入院して治療を受けたものの、回復はかなわなかったという。

 チョン・ユソンさんの愛弟子であるお笑いタレントのキム・シニョンがその最期を看取ったとのことだ。

 韓国放送コメディアン協会は、チョン・ユソンさんが危篤に陥るや、協会員らに「1-2分前後のビデオレターをスマートフォンで撮影して送ってほしい」と緊急告知を出していた。

 遺族と同協会は、ソウルで葬儀を行う方向で話し合っている。

 チョン・ユソンさんは徐羅伐(ソラボル)芸術大学=現:中央大学芸術学部=演劇映画科を卒業した。1968年にTBC東洋放送の特別採用コメディー作家として働いていたが、お笑いタレントに転向した。バラエティー番組『ギャグコンサート』などの人気番組に多数出演した。

 2001年には「チョン・ユソンのコメディー市場」を立ち上げ、お笑いタレント志望者の養成・教育に力を入れた。喜劇人がコメディアンと呼ばれていた時代に「ギャグマン」という言葉を初めて使った人物としても知られている。

イ・ジェフン記者
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