訃報:「春の雨」で知られるパク・インスさん77歳…韓国ソウルミュージックの父

写真提供=チャンネルA
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 【NEWSIS】「韓国ソウルミュージック」の父と言われる歌手パク・インスさんが18日、肺炎のため亡くなった。享年77歳。

 遺族によると、パク・インスさんは長い間アルツハイマー型認知症などを患い、ソウル市内の大学病院に入院し、治療を受けてきたが、肺炎により体調が悪化し、この日午前に亡くなったという。

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 パク・インスさんの人生は波瀾万丈だった。1947年に平安北道で生まれたパク・インスさんは、韓国戦争(朝鮮戦争)中に母親と生き別れになり、児童養護施設を転々とし、12歳のとき米国に養子縁組された。パク・インスさんはニューヨーク・ハーレムで体験したソウルフルな唱法を前面に押し出し、米第8軍のクラブで活動した。そんな中、1960年代末に客員ボーカルとしてグループQuestionsに加わり、「韓国ロックの父」ことシン・ジュンヒョンとともに活動した。

 パク・インスさんの名前が広く知られるようになった代表曲は、1970年にシン・ジュンヒョンが作詞・作曲した「春の雨」だ。その後「ラッパズボン」「パンク・ブロードウェイ「疑われる愛」「花と蝶」「あなたは星を見て泣きましたか」をはじめ、1992年の「日が昇る家」、2013年の「準備された出会い」まで、多くの曲を発表した。

カン・ジュヒ記者
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