【NEWSIS】俳優ウォンビンが、キム・セロンさんが亡くなるおよそ1カ月前の音声ファイルについて、提供者とは一線を画した。
所属事務所eden9は9日、「情報提供者とその妻のことは知らない」「故人を哀悼するために葬儀場へ弔問に行った以外、関連はない」と説明した。
キム・セロンさんの遺族側についているユーチューブ・チャンネル「カロセロ(縦横)研究所」の運営者キム・セウィ氏は7日の記者会見で、キム・セロンさんの音声ファイルを公開した。今年1月10日に米国ニュージャージー州のスターバックスで、知人と1時間以上にわたって会話をした内容が収められていた。キム・スヒョンと中学時代から交際し、中2のとき初めて性的関係を持ったと主張している。
代理人を務める夫知錫(プ・ジソク)弁護士(法務法人プユ)は「遺族側はキム・スヒョンを相手取り児童福祉法違反および誣告(ぶこく=虚偽告訴)罪で告訴状を提出した」とした上で「情報提供者が凶器で襲撃されて命を失いかねない危険にさらされ、捜査を依頼した」と主張した。
当時、キム・セウィ氏は「情報提供者の妻が、今回の件でいろいろ助けてくれ、応援してくれたウォンビンに対する謝意を示した」とし、音声ファイルを公開した。「最初はウォンビンが誰なのか知らなかった。韓国で有名だとは知らなかったけれど、あなたがしたことを見て分かった。静かにいらっしゃった。尊敬の気持ちを表した。その人間味は、われわれにとって想像以上の意味があった。心から感謝の意を表する」と述べた。
ところが記者会見の直後、音声ファイル操作疑惑が浮上し、情報提供者が襲撃されたときのものだという写真も、ポータルサイトのグーグル検索を通じて容易に確認できるものだった。キム・スヒョン側は「人工知能(AI)で操作したものだ」と反論し、同日キム・セウィ氏と遺族を名誉毀損(きそん)などの容疑で追加告訴および告発した。