キム・セロンさんの遺族、キム・スヒョンを児童福祉法違反・虚偽告訴の疑いで告訴

キム・セロンさんの遺族、キム・スヒョンを児童福祉法違反・虚偽告訴の疑いで告訴

 女優だった故キム・セロンさんが未成年だったころ俳優キム・スヒョンと交際していたという音声が収められた記録が公開された。

 キム・セロンさんの遺族および動画共有サービス「ユーチューブ」のチャンネル「カロセロ(縦横)研究所」の代理人を務める夫知錫(プ・ジソク)弁護士は5月7日午後2時、ソウル市江南区三成洞で記者会見を開き、キム・セロンさんが生前の1月10日に米国ニュージャージーで知人と交わした会話の音声を公開した。

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 これには「キム・スヒョンと付き合っていたのは本当。中学生のころから付き合っていて、大学入って別れた」と話すキム・セロンさんの声が含まれている。

 キム・セロンさんは「中学生のころから利用されていた感じ。中学生のころからわたしが彼に対してどうしていたのか知っていながら、(飲酒運転)事故を起こしたから、わたしを頭のおかしい人間にした」と語っていた。キム・セロンさんは、キム・スヒョンが自分と交際していながら別の女性アイドルとも交際していたと主張し、「わかめのにおいがして、“わかめ”って登録したと見せてくれたこともある。都合さえついていたら全部ばらしていた」と語った。

 キム・セロンさんの遺族は今年3月からカロセロ研究所を通じて、キム・スヒョンはキム・セロンさんが未成年だった2015年から6年間交際していたと主張している。キム・スヒョンとキム・セロンさんがやりとりしたメッセージやプライベートな写真、動画なども公開した。

 夫知錫弁護士はこの日、声明文で「当日、遺族側は本法務法人を通じて、キム・スヒョンを相手取り児童福祉法違反および誣告(ぶこく=虚偽告訴)と名誉棄損(きそん)罪で告訴状を提出した。児童福祉法第17条第2号は、児童に淫らな行為をさせたりこれを媒介する行為、または児童を対象とするわいせつ行為等の性的虐待行為を行った者を処罰している」「遺族側は、キム・スヒョンが故キム・セロンさんが未成年だった中学2年生の冬休みごろからキム・セロンさんに淫らな行為をさせたり、わいせつ行為等性的虐待行為を行っていたことを確認し、児童福祉法違反で告訴を進めた」と表明した。

 キム・スヒョン側は「(キム・セロンさんと)交際していたことは間違いないが、未成年ではなかった」とし、記者会見まで開いて潔白を主張した。また、遺族とカロセロ研究所を相手取って名誉毀損で訴訟も提起した。

 なおキム・スヒョン側は、一部の広告主からモデル料返還および損害賠償を請求する訴訟を起こされている。キム・スヒョン主演のDisney+シリーズ『ノックオフ』の配信も一時保留となっている。

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