歌手で俳優のイ・スンギが5日、仏教界のために献身した功労を認められ、仏子大賞を受賞した。
イ・スンギはこの日、ソウル市鍾路区の曹渓寺で執り行われた釈迦(しゃか)誕生日(陰暦4月8日、今年は5月5日)奉祝法要式で、2025年仏子大賞受賞者に選ばれ、大韓仏教曹渓宗総務院長の真愚(チヌ)僧侶から感謝の盾を贈られた。仏子大賞は、仏教の教えを日常の中で実践し、韓国仏教の地位を高めた人たちに授与される賞だ。
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イ・スンギはもともとキリスト教徒だったが、妻の女優イ・ダインとの出会いをきっかけに仏教に改宗したことが知られている。義母の女優キョン・ミリと妻イ・ダインをはじめ、義姉の女優イ・ユビも仏教徒だ。
曹渓宗仏子大賞選定委員会は、イ・スンギについて「映画『大家族』で髪を剃り僧侶役を演じ、仏教の価値と情緒を広めるのに大きな役割を果たしてくれた」と説明した。そのほかにも、「千年を建てる」と題する曹渓宗の建築仏事のためお布施1億ウォン(約1023万7400円)を差し出すなど、仏教界のため地道に貢献してきた。
この日、同イベントには野党・共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)大統領選候補、与党・国民の力の金文洙(キム・ムンス)大統領選候補、無所属の韓悳洙(ハン・ドクス)大統領選候補らも出席した。李在明氏はイ・スンギと会い、握手をしてお祝いのあいさつをした。
なお、イ・スンギは先月29日、義父が株価操作に関与したことをめぐり謝罪文を発表し、妻の実家とは縁を切ると宣言した。
キョン・ミリの夫でイ・スンギの義父は2014年11月から2016年2月にかけて店頭市場コスダック上場企業を経営し、人為的に株価を操作して有償増資で得た株式を売却し、およそ23億7000万ウォン(約2億4280万円)の差益を手にしたとして起訴された。