イ・ジョンジェの会社、新株発行に問題なし…仮処分棄却

イ・ジョンジェの会社、新株発行に問題なし…仮処分棄却

 【NEWSIS】俳優イ・ジョンジェが筆頭株主のアーティストカンパニー(旧アーティストユナイテッド)が、新株発行の正当性を認められた。

 ソウル高等裁判所は23日、アーティストカンパニーが参与したアーティストスタジオ(旧・来夢来人)の第三者割当有償増資に関して一部の少数株主たちが提起した新株発行の効力停止仮処分抗告を棄却した。

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 裁判所は「債権者たちが提出した資料だけでは、被保全権利に関する十分な疎明があると見なすのは難しい。第三者割当新株発行は、会社の資金調達目的など、定款上の要件に符合する」とした上で「累積計算方式は定款上の根拠が不足しており、定款に明記されていない以上、前提とし難い。債務者の会社が提示した資金調達の必要性と新株発行の経営上の目的は正当であり、経営権防御のための手段とは見なすのは難しい」と説明した。

 今回の事件は、アーティストスタジオの定款が第三者割当発行限度を超過しているという理由で少数株主たちが異議を唱え、露見した。第三者割当有償増資に関する定款の解釈基準を提示した判決で、今後類似した経営権紛争事例の先例になるものとみられる。

チェ・ジユン記者
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