【NEWSIS】歌手クォン・ウンビのいとこで元サッカー選手の姜地竜(カン・ジヨン)さん(35)が死亡した。JTBCのバラエティー番組『離婚熟慮キャンプ』に出演してから2カ月後のことだ。
姜地竜さんは22日に亡くなり、死因は伝えられていない。元サッカー選手の具本祥(ク・ボンサン)が23日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「インスタグラム」のストーリー機能を利用し、訃報を知らせた。殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)は忠清南道の順天郷大学天安病院葬儀場に設けられた。出棺は25日午前6時30分で、天安追慕公園に埋葬される。
2月27日から先月20日まで、姜地竜さんは夫婦そろって『離婚熟慮キャンプ』に出演していた。姜地竜さんは当時、引退後は化学物質製造工場で勤務し、月給300万ウォン(約29万8800円)を受け取っていると打ち明けた。選手生活を送りながら稼いだ5億ウォン(約4979万4000円)は、両親が管理すると言って持って行ったのだが、「お金がないからあげられない」と言われ、返してもらっていないという。
姜地竜さんは「お金のせいでおかしくなりそうだ。借金が3000万-4000万ウォン(約298万76000-398万3500円)になる」とした上で「3人きょうだいだけど、今は兄がいない。(生前の)兄の保証人になり、貸金業者からちらほら連絡がきていた。その後、兄は極端な選択をしてこの世を去った。兄の葬儀の後、爆風が吹き荒れた。家、担保、保証、兄の借用書などが全部押し寄せてきて、そのときから家庭が崩壊した」と打ち明けた。
『離婚熟慮キャンプ』は、姜地竜さん夫妻の出演分のクリップ映像を非公開とし、見逃し配信も削除した。
クォン・ウンビのいとことして知られていた姜地竜さんは、2018年にクォン・ウンビがMnetのオーディション番組『PRODUCE48』に挑戦したとき、SNSに投票を促すコメントを投稿した。クォン・ウンビは2023年、あるラジオ番組で「いところがプロサッカー選手だった」とした上で「浦項から江原、富川に移籍した。姓はクォンではない」と話していた。
姜地竜さんは2009年にKリーグのドラフトを通じ、浦項スティーラーズに5位で指名された。浦項で3年間プレーし、2012年に釜山アイパークに移籍した。その後、富川FC1995、江原FC、仁川ユナイテッドFC、金浦FCなどでもプレーし、2022年シーズンを最後に引退した。