【NEWSIS】日本のガールズグループf5ve(ファイビー)が、同国でも大人気を呼んだK-POPを代表する韓流ガールズグループKARA(カラ)のメンバー、ク・ハラさんの合成写真をマーケティングに利用していたことが分かり、韓日のK-POPファンから批判されている。ク・ハラさんは2019年に28歳で亡くなった。
K-POP業界関係者が14日に明らかにしたところによると、f5veはこのほど、交流サイト(SNS)のアカウントにク・ハラさんと棺(ひつぎ)を合成した写真を掲載し、批判を浴びている。
この写真には「全然気にしない」「関係ない」「どうでもいい」という意味を持つ「IDGAF(I don’t give a f×××)」というスラングも書かれている。
ネット上では「ク・ハラさんをマーケティング・ツールとして悪用している」「故人の尊厳を傷つける不適切な投稿だ」と強く批判している。
こうした批判が広がるや、f5ve側は投稿を削除した上で、「該当の画像に登場した故ク・ハラさんに関する経緯を認知しておりませんでした。深くおわび申し上げると共に、問題があると指摘してくださった方々に感謝いたします。今回のことを決して軽く考えておりません。故人をおとしめる意図はありませんでした」と謝罪した。
しかし、その一方で「普段からファンが作ってきたネットミーム(meme)をシェアしてきた」と言うなど、責任を一部転嫁しようとする姿勢や、ク・ハラさんが日本でトップスターとして地位を築いていたことなどから、「経緯を知らなかったというのは話にならない」などの批判が依然として出ている。
ク・ハラさんは日本のトップアーティスト、安室奈美恵に似たルックスや明るい性格でKARAのマスコット的な存在だった。華やかなビジュアルとひたむきさが日本のファンからも熱い支持を得ていた。
f5veは2022年に結成された。当初は「SG5」というグループ名で活動していたが、昨年、現在のグループ名に変更し、日本からの音楽輸出を目指すグループだ。