【NEWSIS】人気グループ防弾少年団(BTS)のメンバー、Vが山火事支援のため2億ウォン(約2024万円)を寄付した。
大韓赤十字社が31日発表したところによると、今回の寄付金は、山火事が発生した地域の被災者たちのための支援活動や消防士の処遇改善事業にそれぞれ1億ウォン(約1012万円)ずつ活用される予定だという。
Vは「突然の災難により被害を受けた方たちや、危険を顧みず最前線で連日尽力していらっしゃる消防士の皆さん、消火作業に当たっている皆さん、ボランティアの皆さん、すべての方々を心から尊敬している」とコメントした。
さらに「軍隊で服務中、夜の点呼のときにニュースを見て、とても胸が痛んだし、戦友たちの家族の中にも被害に遭った方がいるかもしれないと思い、余計に気になった」とした上で「幸い、山火事はほぼ消し止められたけれど、これ以上人命被害がないよう願うとともに、僕の寄付が少しでも役に立てばと思う」と伝えた。
中央災難安全対策本部が30日に発表したところによると、21日に発生した慶尚南道、慶尚北道地域を中心とした大規模な山火事は30日までに消し止められ、政府が管理してきた11の山火事の鎮火がすべて完了したという。山火事の影響を受けたのは計4万8239ヘクタールに達する。これは、ソウル・汝矣島の面積(290ヘクタール)の166倍に相当する規模だ。
人命被害は計75人と集計された。このうち死者が30人、重傷者9人、軽傷者36人だ。午後4時現在、燃えた施設は6322カ所と集計された。慶尚北道6206カ所、慶尚南道84カ所、蔚山市30カ所、全羅北道茂朱郡2カ所。施設別では、住宅が3511棟、農業施設2120棟、寺刹13棟、文化財18棟、そのほか660棟などだ。
国家遺産の被害は、国が指定した11件のほか、市・道が指定した19件など、計30件だということが分かった。この日午後6時現在、まだ家に戻れずにいる被災者は3254世帯、5581人だ。