【NEWSIS】有名人の山火事支援が続く中、インターネット上では、いわゆる「寄付の強要」が物議をかもしている。
あるオンラインコミュニティに28日、「有名人の山火事寄付名簿」というタイトルの投稿がアップされた。投稿の作成者は、寄付したことが分かっている有名人を金額が大きい順に並べて名簿を作った。
名簿を見ると、SEVENTEENと防弾少年団(BTS)のJUNG KOOKが10億ウォン(約1億200万円)、JYPエンターテインメント5億ウォン(約5090万円)、G-DRAGON・SMエンターテインメント3億ウォン(3060万円)、IVE・IU(アイユー)2億ウォン(約2040万円)、RIIZE・NCTジェミン・BLACKPINKジス1億5000万ウォン(約1530万円)、ファン・ヨンウン1億4000万ウォン(約1430万円)、チョン・ドンウォン1億3000万ウォン(約1320万円)、コン・ユ、キム・ジュンス、イ・ビョンホン、イ・ヨンジ、イ・ジョンソク、イ・ジュノ、イ・チャンウォン、イ・ヒョリ、チャン・グンソク、BLACKPINKジェニー、防弾少年団J-HOPEとRM、チ・チャンウク、チャウヌ、aespaカリナ、少女時代テヨン1億ウォン(約1020万円)など、歌手や俳優をはじめ多くの有名人が名を連ねている。
このコミュニティでは、このリストを基に「ほかの有名人はなぜ寄付をしないのか?」という趣旨の書き込みが相次いだ。
あるインターネットユーザーは「EXOは1人も寄付していない」「あれほどカネを稼いでおいて、何なの。確かに、カネに狂ってグループも捨てて脱走するくらいだし、レベルは明らか」と書き込んだ
これに対し、別のネットユーザーらは「(EXOのメンバーでソロ歌手としても活動している)ベクヒョンは29日に山火事被害の復旧と救助要員および被災者の支援のために2億ウォンを寄付した」と知らせ、「寄付をしようとしまいと、作成者に何の関係があるのか。作成者は1000ウォン(約102円)でも寄付したのか?」などのコメントを残した。
サッカー韓国代表チームの主将ソン・フンミンもこの騒動に巻き込まれた。最近、オンラインコミュニティでは「ソン・フンミンは週給19万ポンド(約3680万円)受け取っていても山火事支援の寄付をしていない」という趣旨の書き込みが相次いだ。
だがソン・フンミンは2019年の江原道束草市や高城郡で発生した山火事のとき、災害復旧のために1億5000万ウォンを寄付した。翌2020年には新型コロナウイルス感染症を克服するために1億ウォンを寄付している。
こうした論争が続くと、インターネットユーザーの間で「寄付を強要してはいけない。寄付は自由な選択だ」「寄付をする人を称賛はするが、しないからといって非難してはいけない」などの指摘が相次いだ。
◆BTSのJUNG KOOK、寄付もワールドクラス…山火事の被災者・消防士支援のため10億ウォン