【NEWSIS】亡くなった歌手フィソンさん(本名チェ・フィソン、43)の遺族が香典を全額寄付することとした。
故人の弟のチェ・ヒョクソンさんは17日、「週末の葬儀に多くの仲間やファンがいらっしゃって、兄の最後の道が寂しくないよういっぱいに満たしてくださった」とコメントした。
遺族は香典をフィソンさん名義で、社会によい影響を与えられる場所に使うこととした。これに関してチェ・ヒョクソンさんは、当該分野の専門家らと協議して持続可能な最善の方法を探したい、と話している。
フィソンさんの音楽を通じて幸せだったし、生きる力を得たという言葉に、自分もまた非常に慰められたというチェ・ヒョクソンさんは「とても悲しんで胸を痛めている方々を見ていて、誰かをこのように熱烈に、心から好きになれるということがうらやましくもあった」と打ち明けた。
その上で「なかなか克服できなかったいくつもの否定的な感情や予期せぬつらい状況のせいでとてもつらかったが、兄は歌に対する情熱を守り、美しい音楽を作るための努力を止めなかった」とした上で「こうした時間を通じて世に知られるようになった兄の作品が、これからも永遠に忘れられないよう切に望み、家族が守っていきたい」と誓った。
さらに「うちの兄を覚えていて、訪ねてきてくださった方々に、あらためて深く感謝申し上げる。ありがとう」とコメントした。