記事入力 : 2025/03/12 14:11
「わたしを助けて」 キム・セロンさんが生前キム・スヒョンに送ったメッセージ公開
【NEWSIS】24歳で亡くなった女優キム・セロンさんが生前、俳優キム・スヒョン（37）に送ったメッセージが公開された。キム・スヒョン側は、故人が未成年だったころから6年間にわたり交際していたといううわさをめぐり「法的措置を取る」と主張したが、遺族による暴露が相次ぎ、物議をかもしている。
遺族は11日、ユーチューブ・チャンネル「カロセロ（縦横）研究所」を通じ、キム・セロンさんが昨年3月19日午後5時16分にキム・スヒョンに送ったメッセージを公開した。「わたし、セロンだよ。内容証明郵便受け取ったよ。訴訟を起こすって…。わたしにたっぷり時間をくれるって言うから、復帰の準備も一生懸命にしているし、毎回作品をやるたびに数パーセントずつでもきちんと返済していくよ。返さないということではなく、今すぐ7億ウォン（約7140万円）ほしいと言われたら、本当にどうしようもないの。やらないのではなくできないのに、どうしても訴訟まで起こさないとだめなのかな。わたしを助けて。お願い。時間をちょうだい」
遺族によると、キム・セロンさんは何度も連絡したが、キム・スヒョンは一度も返事をしなかったという。キム・セロンさんは上記のメッセージを送ってから五日後の昨年3月24日、写真共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）「インスタグラム」のストーリー機能を利用してキム・スヒョンとほおを寄せ合っている写真を投稿し、その後削除した。当時、所属事務所ゴールドメダリストは「交際説は事実ではない」とした上で「キム・セロンさんのこうした行動の意図がまったく分からない」とコメントしていた。
カロセロ研究所はこの日、キム・スヒョンがキム・セロンさんのほおにキスをしている写真を追加で公開した。そして「キム・セロンがSNSに投稿して削除した写真と同じ日に撮影されたものだ」と説明した。当時、キム・セロンさんは中学3年、満15歳の未成年者だった。遺族は、故人が昨年3月24日に作成した投稿も公開した。ゴールドメダリストが交際説を否定したのを受け、交際の事実と不当な処遇などを明らかにするために作成したものとみられる。
「まず、わたしの不注意により被害を受け。混乱している方たちや放送関係者の皆さんに申し訳ないという言葉をお伝えしたい。交際説は事実ではないと記事化されたけれど、真実ではないということをはっきりと申し上げる。ストーリーにアップした写真は2016年の写真で、交際は2015年11月19日から2021年7月7日まで続いた。わたしは16歳、相手は30歳だった。そうして6年間にわたる交際が終わった。契約更新の時期を前に会社を探していたころ、元恋人（キム・スヒョン）の会社と契約について話し合う中で、契約や条件など、単刀直入に言ってゴールドメダリストと契約し、新人キャスティング、ビジュアル・ディレクティングに至るまで、何でもやったけれど、いかなる正当な支給もなかった」
キム・セロンさんは「これまでの所属事務所との契約更新とは異なり、金銭貸借を条件に契約更新確認書を作成した。更新時期になり、所属事務所とキム・スヒョンに連絡を取ったけれど、どちらも連絡が途絶えた」とした上で「後日、期間が更新されていないとして脅迫めいた内容証明郵便を送ってきた。そうして2022年5月、ゴールドメダリストとの専属契約が終了した」と説明した。「ゴールドメダリストの『意図がまったく分からない』という言葉は、本人たちが取った行動とまったくつじつまが合わない。わたしが受けた被害に対する謝罪と、本人たちの過ちを正確にはっきりさせてほしい」とした上で「俳優として、視聴者の皆さんに間違ったイメージで消費される人間には、事実を伝える必要があると思った」と説明した。
キム・セロンさんの母親は「すでにわたしのそばにいない子どもの話をもう一度するのは、うその記事により一瞬にして崩れてしまった子どもの名誉を回復させるため」とした上で「演技者として認められていた生前の名誉の通り、皆さんに記憶され、追悼されるよう願っている。誰かのゴシップネタになることなく、俳優として生前の名誉を回復できるよう、どうか助けていただきたい」と求めた。
◆キム・スヒョン、故キム・セロンさんとの交際説を否定 「明らかに虚偽の事実…法的措置を検討」