キム・セロンさん 遺族ら涙する中で出棺…空の星になった天才少女

　【NEWSIS】24歳で亡くなった女優キム・セロンさんが永遠の眠りについた。

　キム・セロンさんの出棺式が19日午前6時20分、ソウル市松坡区のソウル峨山病院葬儀場で行われた。遺族や友人・知人たちはひつぎが霊きゅう車に入ると、涙をこぼした。母親は支えられながらやっとのことで歩き、妹で女優キム・アロン（23）とキム・イェロン（20）が寄り添った。親しい芸能界仲間のキム・ボラ、クォン・ヒョンビン、男性アイドルグループAB6IX（エイビーシックス）のパク・ウジンらが見送った。埋葬地は京畿道坡州市の統一路追慕公園墓地だ。

◆【写真】キム・セロンさん出棺　悲しむ遺族や友人たち

　キム・セロンさんは16日、ソウル市城東区の自宅で死亡しているのが発見された。友人が同日午後5時ごろ、自宅を訪れて遺体を発見し、警察に通報した。遺書は見つかっていない。外部から侵入があった形跡など、犯罪が疑われる点もなかったという。警察は自死を試みたものとみて、単純変死（事件性がない死亡）として捜査を終了した。このほど「キム・アイム」に改名して新たなスタートを切ろうとしていたところだった。

　出棺式には追悼の列が続いた。俳優ウォンビン（47）は映画『アジョシ』（イ・ジョンボム監督、2010年）以降、15年間にわたり目立った俳優活動をしていないが、この日は参列してキム・セロンさんに最後の別れのあいさつをした。祭壇が設けられてすぐに弔問し、しきりに涙をぬぐっていた。

　この他にもハン・ソヒ、キム・ボラ、兄妹デュオAKMU（アクミュ）のイ・チャンヒョクとイ・スヒョン、イ・ジョンボム監督、MCチャン・ソンギュ、ホン・ソクチョンらも弔問に訪れた。ハン・ソヒは1時間以上もひつぎのそばを離れることができず、キム・ボラが贈った花輪には「また会おう　その時には雑音を減らしておくから」と書かれており、涙を誘った。