訃報:イ・ジュシルさん「コン・ユ、ウィ・ハジュンの母親役」=80歳

写真=1230カルチャー公式ホームページより
▲ 写真=1230カルチャー公式ホームページより

 【NEWSIS】テレビ・映画・舞台で活躍した女優イ・ジュシルさん(1944年3月8日生)が亡くなった。80歳だった。

 芸能関係者が2日に明らかにしたところによると、イ・ジュシルさんは胃がんと診断されて闘病していたが、同日午前、息を引き取ったとのことだ。

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 1993年に乳がんと診断されたが、約10年間の闘病の末、病魔に打ち勝った「逆境の主人公」と言われていた。

 イ・ジュシルさんは1965年に舞台女優としてデビューし、『貞邑寺』『ガラスの動物園』『セールスマンの死』など約200作品に出演した。2023年にも80歳近い年齢で舞台『20世紀ブルース』に出演し、「ダニー」(ウ・ミファ)の母親役を演じた。

 ドラマや映画の出演も多かった。ドラマ『オー!マイベイビー ~私のトキメキ授かりロマンス~』『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』『悪霊狩猟団 カウンターズ』などに出演した。また、昨年9月に終了したドラマ『美女と純情男』でも熱演を見せた。

写真提供=ZEN STARS
▲ 写真提供=ZEN STARS

 映画では『あなたは遠いところに』『炎のように、蝶のように』『女子高怪談6番目の物語:母校(原題)』『バトル・オーシャン 海上決戦』『ニューノーマル』などに出演した。2017年には岩井俊二監督の短編映画『チャンオクの手紙』で主役を務めた。

 有名スターたちが演じる役の母親役としても印象深い。映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の主人公「ソ・ソグ」(コン・ユ)、ネットフリックス・オリジナルシリーズ『イカゲーム シーズン2』の警察官「ファン・ジュノ」(ウィ・ハジュン)、米国ドラマ『トレッドストーン』のピアノ教師「パク・ソヨン」(ハン・ヒョジュ)の母親役を演じた。

 芸能活動と共に勉強も続けていた。2010年に圓光大学で「統合芸術治療が脱北青少年の心的外傷後自己アイデンティティ、自己尊重感、自己統制に及ぼす影響」という論文で保健学博士号を取った。また、2023年の野花映画祭で助演女優賞を受賞している。

 祭壇はソウル・新村のセブランス病院葬儀場に設けられる。弔問は3日から受け付ける。出棺は5日の予定だ。

イ・ジェフン記者
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