【NEWSIS】女優で声優としても活動していたチャン・ミジャさんがこの世を去った。享年83歳。
韓国放送演技者労働組合など放送・演劇関係者が27日語ったところによると、チャン・ミジャさんは同日午前、持病のため亡くなったという。
1962年に舞台『殻が割れる痛みなしには』でデビューしたチャン・ミジャさんは、63年にDBS東亜放送公開採用第1期(その後、KBS韓国放送公社公開採用第6期と統合)声優として起用された。
その後、舞台やテレビ、映画で活躍した。『土地』『第2共和国』『ソル薬局の息子たち』『まぶしくて-私たちの輝く時間-』など、さまざまな作品に出演した。
特に、現実にあった話を再現するドラマ『夫婦クリニック-愛と戦争』などで厳格なしゅうとめ役を務め、視聴者から注目を集めた。写実的な演技で「国民的しゅうとめ」とも呼ばれた。
比較的最近の作品『キング・ザ・ランド』では、ハン会長(ハン・ギジュン)の母親を演じ、短時間ではあったが強烈な印象を残した。
演劇の舞台では夫の俳優パク・ウンと息を合わせた。同い年の二人は舞台で出会った。二人は昨年11月、「第9回ヌルプルン演劇祭」の一つとして上演された舞台『踊る銀色の肖像画』でも息の合ったところを見せた。
遺族はパク・ウンのほか息子2人など。殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)はソウル市鍾路区のソウル大学病院葬儀場4号室に用意された。出棺は29日午前6時、埋葬先はソウル市立昇華院だ。
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